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「ぼくの紙の心が花火でやかれるように痛い」と言った次男から、言葉について考えたこと
子供の感情の表現に時々ハッとさせられます。
今日、小1次男が放った怒りの言葉が
とても印象深く、これは記録せねば!と鼻息を荒くしている母でございます。
怒りの発端は
わが家に遊びにきた
次男の友達が持ってきたポケモンボールの形をしたゲーム。
ちいさな画面にポケモンが映し出され
どうにかしたらゲットできるらしいです。
お友達とわがやの長男次男が一緒に遊んでいました。
ひとりがプレイし、他のふたりがのぞきながら
あーだこーだ言っていたようですが、
何かのきっかけで、
次男だけ「見ちゃだめ!」と言われ
画面を見せてもらえなくなったようでした。
しばらくは、「見せてよ~」
「見せてってば~」とのぞこうとしていた次男
しかし、一向に見せてくれないふたりに
次男が泣きながら怒りだしました。
その時点で17時を過ぎていて
もうお友達は帰る時間
少し言い合っていたふたりですが
次男の怒りがヒートアップしていったので
お友達も、帰ると言って帰ってしまいました。
そして、長男は「お風呂入るわ~」とその場を立ち去りました。
もちろん次男の気持ちがおさまるわけはなく号泣。
わたしは、ただただ次男が思いっきり言いたいことを言えるように、近くで静かに話を聞こうと思い、そっと隣にいました。
すると次男が言います。
「ぼくの紙の心が、花火をつけられたみたいにバチバチに燃えてるよ!」
「ドリルで穴をあけられたみたいに、心が痛いんだよ!」
「とんかちでめちゃくちゃに心が叩かれた!」
「○○(長男)に殴られたときよりもっと痛い!」
「海外に行く!、もう日本にいたくないくらいだ!」
「船で生活したっていいくらいだ!」
「ぼくの心をこんなにして、許せない!」
「え!そんなふうに怒りを表すんだ!」と、わたしはこれらの表現にびっくり。
次男の悲しい、つらい気持ちはもちろんよく分かります。次男の立場になってみたら、仲良しの友達と兄から仲間はずれにされ、見たいゲームも見れずに、悔しさと悲しさと怒りがごちゃまぜになっているのでしょう。
でも、こういった体験は、むしろ大切だと私は思います。人と関わるなかで、成長の過程であるもの。こういう関わりの中から、人との付き合い方を子ども達は学ぶと私は思っているので、号泣していること事態あまり心配はしていませんでした。
だからというのもあって、言葉に注目して聞いていたら出るわ出るわ、独特な表現の数々。
ただ、「やだ!」というだけじゃなく
こんなにもたくさんの表現をするんだ!!
と感動(次男、号泣してるのにごめん!)
そして、こういう表現はどこから来てるのか考えてみたところ、
これらの言葉は実際の経験から出てきているものだと気づきました。
夏休みにやった花火
じぃじに見せてもらった工具の数々
フェリーに乗ったこと…
たくさんの経験から言葉は生み出されている!
そして、言葉を知るということで、感情を豊かに表すこと、感情をより繊細に感じることができるのではないでしょうか?
「文章が上手くなりたい、言葉を磨きたい」
と思う時、机上で書いたり読んだりすることはもちろん大切だと思います。
しかし、実体験がともなっての言葉には、より力があると感じた出来事でした。
もともと大好きな友達なので、
きっと2,3日したら仲直りすると思います。
そしたら、次男、喜ぶかな。
嬉しい時はどんなふうに言うんだろう。
そういう場面を忘れないよう、日常のひとこまひとこまを、私は言葉で残していきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。