読書日記:こっちをみてる。 この世界が僕に見せる顔
有名な怪談えほんシリーズで伊藤潤二が絵を描いているものがあると知り、書店へ行った。
その本のタイトルは『こっちをみてる。』。表紙には無数の顔に怯える少年の絵が描かれている。
表紙から怖そうなので、少し購入を躊躇したが帯に(怪談えほんコンテスト大賞受賞作)と書かれていたことが後押しとなった。宮部みゆきや小野不由美が参加している怪談えほんで大賞を取ったのかと思ったのだ。
帰宅して読んでみると。
文のテンポが良く、絵はやはり魅力的だった。面白く想像力が刺激され、子供でも楽しめる。
さすが怪談えほん。
少年の顔は当然1つだが、最後には2つ目の顔がでてくる。それがこの世界に無数にあるどの顔よりも怖かった。
読んでいただければ私の感想の意味も伝わると思います。