私たちの「事業」について
(1)パンとワイン
私たち「百種ファーミング」は、夫婦二人(ちり子とガス夫)で、家の近所の小さな古民家を工房にしてパンを焼いたり、ワインを委託醸造で作って販売したりしています。
↓パン工房(外)です。
ちり子が製菓製パン業の営業許可と酒類販売業の免許を持っていますが、いわゆるパン屋や酒屋と認識される常設店舗はもっておらず、パンもワインも、イベントや通販(定期便等)での小売、いくつかのお店さんへの卸売で販売しています。共同購入などもしていただいています(配達します)。
野良仕事などもあって、今はパンは月に2回窯に火を入れて焼くのがやっとです。ワインはいつでも在庫がありますのでご連絡いただけたら、パン工房やどこかで待ち合わせて受け渡しできます。ご注文はインスタのDMからどうぞ → @momokusa_farming
WebSHOPもあります(ワインがメインで、パンは時々お試しセット等が出品されます)。遠方の方はぜひご利用ください(送料が加算されますので手渡し希望の方はWebSHOPではなくDMでご連絡を)。
WebSHOPはこちら↓
(現在クラファンモードですが通常のお買い物もできます)
ワインは「井原市ふるさと納税お礼の品」としても取り扱いがあります。レビューもいただいています。ご参考になさってください。
一番レビューが多いのはこちら↓
(2)小麦と葡萄
私たちは、パンやワインの材料になる作物(小麦と葡萄)などを自家栽培しています。野良仕事は主にガス夫が担当しています。
小麦も葡萄も、どちらも環境保全型農業(有機農業)の技術を用いて栽培しています。有機農業は、地域ではあまり一般的なことではない(指導者が少ない)ので、技術を探求するのは暗中模索になります。
最近友人たちと「タハターニャ」という環境保全型農業者のネットワークを立ち上げました。それぞれのやり方で、こだわりというか、自分なりの普通を持って、交流しながらお互い高めあっています。現在は、井原市を中心に、岡山市、吉備中央町に圃場を持つメンバーがいます。
このあたりはいわゆる中山間地域で、自然は豊かですが、一般に農業を大規模化する(より大きな農業機械を用いるなど)には向いていない土地です。
作物をたくさん作って地元の農協を通じて出荷する専業農家の数は限られています。実際のところは、兼業農家、自給的農家、農地保全管理も含め、いろいろな「農業」が行われています。私たちの「事業」が中山間地域の「農業」の可能性や多様性を高めることに貢献できたら幸いです。
ただ、百種ファーミングは、原材料をそのまま販売することは、基本的にありません。作物を栽培するという点では農業ですが、作ったパンとワインが売れないと収入がない「農業」です💦
加えて、最近は体力が落ちてきていると感じます。いつまでできるか、どの程度、どのような形なら長く続けられるか、心と身体の相談です。
どれだけ楽しみつつ、無理はせず、まずは、自分たちのパンやワインに必要なだけ原材料を収穫できるかが大切だなと思っています。
(3)まとめ
「百種ファーミング」の「事業」を要約すると、
小麦と葡萄を栽培する(野良仕事)
それらを原材料にパンとワインを作る(商品開発、製造)
販売する(小売、卸売)
ということになります。
こうして書くと、百種ファーミングの業種は、農産物を加工する「農業」なのか、原材料から自社生産する「製造業」なのか、販売先が小売メインの「小売業」なのか、はたまた、いわゆる「百姓」なのか、一体何者なのだということになります。私たちの「事業」としてのアイデンティティはずっと揺れています。
「百種ファーミング」は、「身の回りのもので」構成、実行される、一連のプロセスで成り立っています。そのままの私たちの、どこかしらに関心を持っていただいたり、接点を持っていただけたら嬉しいです。お一人お一人とのつながりが、私たちの「事業」を成立させているのは間違いありません。
以上、私たちの「事業」について簡単に説明してみました。興味を持っていただけましたでしょうか?よかったら他の投稿も読んでみてください。
そして、ぜひ、プロジェクト「製粉所を作ろう」の推進に、クラウドファンディングを通じてご支援をいただけましたら幸いです。
↓プロジェクト「製粉所を作ろう」の情報はこちらにまとめています。
よろしくお願いいたします。
百種ファーミング
仁城恵(ちり子)
仁城亮彦(ガス夫)
↑「お礼のお手紙」は返礼品のないご援助の形として準備させていただきました。1,000円〜100,000円まで金額をお選びいただけます(個数も変えられます)。