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健康的に、なりたい自分になるために。

ときどき、世間の常識や正論に縛られると、自分がつらくなってしまうよな…と感じることがあります。

たとえば、ビジネスの世界では、よく「行動が大事」といわれますよね。とにかく考える前にどんどん行動し、失敗から学ぼう!と。
そういう本はたくさんあるし、ネットで調べても「行動するメリット」みたいな記事がいっぱい出てきます。

そして、「行動が大事」の考え方は、理解も納得もできます。実際、考えただけで行動しなかったら、状況は大きく変わらないとも思っています。

でも、私はいつも、たくさん考えたい。
そもそも考えることが好きだから。
それに、しっかり考えて動くことで「自分らしさ」が出てくるようにも感じるから。

これまで、よく考えた結果、動かない選択をすることも多々ありました。

そんな私が「思考よりも行動が大事、考えてばかりじゃ意味ない」という声を意識し過ぎると、どうなっていくか…。
次第に、自分が許されない存在のように感じてしまいます。
「たくさん考える=良くないこと、ダメなこと」と捉えた瞬間から、自分がただ劣っている人間、必要なものが足りていない人間にしか思えなくなってしまう気がします。

これは、かなりきついです…。

私自身、20代のときは、もう少し肩に力が入っていたかもしれません。
常識をもっと意識して、自分の足りていないところに目を向けて、どう補っていくか。それを求めていたときもありました。

でも、年齢を重ねるにつれて「自分らしく生きるには、強みや個性をどう生かしていくかだなあ…」という思いが、強くなってきています。

なお、自分の本当の強みや得意なこと、特性みたいなものは、たくさんの経験をする中で、よりクリアになるところもあると思っています。
人生には、いろんなフェーズがあるはず。若いときには自分のいろいろな可能性に気づくために、少し背伸びして、がんばってみるのも悪くはないのかも。

でも、いつまでも「足りない、足りない…」で過ごしてしまうと、だんだん生き方が窮屈に、息苦しくなってしまう気がします。

「ありのままの自分」で、まずOK。
そして、世間の常識と正論が、必ずしも自分にとっての正解ではない。

その大前提を、いつも忘れずにいたいです。

その上で「こんな風になりたい…」というイメージがわいてきたら、そこに近づくために必要な知識を得て、情報を冷静に取り入れて。いつも健康的に進んでいけたらいいなあと思っています。

決して自分を責めることはせずに。

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