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MIT x ハーバード - ボーゲル先生

米ハーバード大名誉教授のエズラ・ボーゲル先生が年末に他界された。日本でベストセラーとなった「Japan as No.1」で知られる知日家である。

(先生のご逝去に関する日経新聞記事はこちら)

先生にはボーゲル塾で大変お世話になった。ボーゲル塾とは、ボストン における松下村塾をイメージして先生が主宰していた私塾である。

(ボーゲル塾での議論内容はこちら)

ハーバードの閑静な住宅街にある先生の自宅でボーゲル先生は言った。「ももきち、Big Pictureが大事なんだよ。日本は大きな絵姿としてどこに向かおうとしているのか。そのBig Pictureを描き、それに向けて君は足元で何をやろうとしているのか」

この言葉を受け、僕はMITでの在籍期間中に常に自問自答した。日本の、我が社の、そして自分自身のBig Pictureは各々何なのか。その思いを、MITの教室で数十名の同級生に向けてプレゼン発表し、その後個別に先生とも議論した。そして、そのBig Pictureは、今でも自分の行動軸になっている。

先生はきっと天国でも、アメリカ、中国、そして日本の将来を研究しながら、僕たちを温かく見守ってくれていることだろう。ご冥福をお祈りします。

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