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MIT x ハーバード - 日本企業の国際競争力

第4次産業革命に向けて、データ量やハードウェアの処理性能が指数関数的に増加・改善、またAIの非連続的発展が見込まれる中、企業の国際競争力はイノベーションを産み出す力に依存する。世界をより良くするイノベーションを、日本がリードするための課題はなんだろうか。

人材、教育、文化、事業会社、金融。どの切り口から見ても課題は盛りだくさんだ。具体的対応策の議論に向けたGuiding questionsはなんだろうか。

ボストンのような「大学を求心力とする産学エコシステム」をつくるには、誰が何をすれば良いのか。リスクマネー供給を強化するためには誰が何をすれば良いのか。
若い世代が「起業への挑戦はCoolである」と認識する。外国人が「日本での起業はAttractiveである」と認識する。サラリーマンが「転職や兼業・副業はNothing specialである」と認識する。これらを実現するためには誰が何をすれば良いのだろうか。

フラッグシッププロジェクトとして、つくば市にMITやHarvardを誘致したらどうか。研究開発に留まらず価値創造に結びつけるために、大企業のイノベーション投資促進に資する優遇税制や、ベンチャー支援強化策を打ち出せないか。産官学の人材交流促進を目指し、兼業・副業を促進、「官学」による「産」の積極登用を促進できないか。

以上は僕がボーゲル塾で議論したアジェンダである。ボーゲル塾とは、元ハーバード教授のエズラ・ボーゲル氏がボストンにおける松下村塾をイメージして主宰している私塾。柔道家・嘉納治五郎の大ファンであるボーゲル先生については、また次の機会に。

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