2024年アニメ作品総括：やっぱりガルクラ？それともユーフォ３？

いよいよ今年も終わりが近いので、今年放映されたアニメ作品を簡単に振り返ってみたい。といっても結論はタイトルに書いた通りで、『ガールズバンドクライ』と『響け！ユーフォニアム３』が他を圧して傑出していたと個人的には思う。
（私は映画はあまり見に行かないので、評価対象は放映されたシーズン物に限ります）

2024年の振り返り

さて、各シーズンから個人的に印象に残っている作品(必ずしも名作のみを選出というわけではないけど)を３つに絞って挙げるとすれば、

2024年冬アニメ

• 『僕の心のヤバイやつ(シーズン２)』

• 『悪役令嬢レベル99 ～私は裏ボスですが魔王ではありません～』

• 『外科医エリーゼ』
  
  この頃は何となく惰性でいろんな作品を視聴してた。特筆すべき作品はないと思っていたのだが、最近になって『僕ヤバ』を見直したらちょー面白かった。
  これまたシリーズ構成が花田十輝氏なんだな。こんなに次々と良作を生み出すなんてスゲーと思う。

2024年春アニメ

• 『ガールズバンドクライ』

• 『響け！ユーフォニアム３』

• 『夜のクラゲは泳げない』
  
  個人的にここまで１つの作品にハマったのは一体何年ぶりだろうかという傑作『ガルクラ』に出会ったシーズン。めちゃくちゃ感性を刺激された。このnoteがアニメ一色に変わったのは『ガルクラ』との出会いが全て。
  『ヨルクラ』は大激戦のシーズンに直撃してしまった不遇な作品として評価が固まってしまうのだろうか。ちょっともったいない気がする。

2024年夏アニメ

• 『異世界失格』

• 『逃げ上手の若君』

• 『負けヒロインが多すぎる！』
  
  前シーズンから一転して不作だったというのが個人的な印象。このシーズンは、どの作品も視聴し続けるのが少し苦痛に感じるほどの出来だった。その経験をもとに、自分に合う作品とそうでない作品を見極める必要性を感じたのがこの頃だった。

2024年秋アニメ

• 『ダンダダン』

• 『ネガポジアングラー』

• 『魔法使いになれなかった女の子の話』
  
  オリジナルアニメに注目して視聴したシーズン。取り上げた作品があまり評判作ではなかったこともあり、このnoteのアクセス数はすっかり低下してしまった。
  もっとも、アフィやってないし、PV数が目的ではないのだが、試験的な試みだったとはいえ、結果として満足できない作品に多くの時間を費やしすぎたのは反省点だった。
  また、オリジナルアニメを優先した反動で、幅広く様々な作品に接するのはやめてしまった。そんな中でも『ダンダダン』の吸引力というか視聴者を巻き込む勢いには圧倒された。でも、あの終わりは何よ？？？

といった感じだ。
こうして振り返ると、３作品あげるのさえ難しいシーズンがあれば、３つに絞るのが難しいシーズンもあってムラが大きい。おそらく多くの人の感想と一致すると思うが春アニメは豊作だった。

そして、今年の最優秀作品は『ガールズバンドクライ』と『響け！ユーフォニアム３』が双璧だろう。最優秀という以上、どうしても優劣を付けろと言われたら私は

• 『響け！ユーフォニアム３』

• 『ガールズバンドクライ』

の順番としたい。

『響け！ユーフォニアム３』

シーズン１からの長かった物語の完結編。しかも、あの悲劇を経て、ついに放映されたシーズン３。さらには、原作のストーリーを改変してまで完結編として物語の完成度を高めようとしたアニメ制作陣の努力など、『響け！ユーフォニアム３』については色々と語りつくせぬことが多い。

シーズン３の最終話(第13話)はファンや関係者などの実に様々な思いが昇華した内容だったと今でも深い余韻を感じている。

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『ガールズバンドクライ』

一方の『ガールズバンドクライ』は若者たちの明るい未来に希望を感じさせるストーリーで、すっかりいい歳になってしまった私でさえ「おれも頑張るか」と自然に前向きな気持ちになれる名作だ。ストーリーの隅々まで知っていて、それでも繰り返し見て見飽きない。

シーズン２についての情報は登場してないはずだが、私は幸せなまま物語は終わってほしいと思う派なので、続編は作らなくてよいと思う。
（多くの人とは異なる見解かもしれないが、私は『ガルクラ』はハッピーエンドだったと感じている）

このnoteでの関連エントリー３選

ということで、今年も残りわずか。来年もよき作品との出会いがあることを願っている。