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頭の中に意見が出てくる感覚が分からないASD

皆さんこんにちは!

社会人一年目で
知的障害のない大人の発達障害(ASD)
が発覚した猿田ももかです。

1.グループワークが辛かった学生時代

医療系大学に通っていた私が困っていた科目。
それは演習科目(グループワーク)でした。

当時グループワークをやると不思議な感覚がありました。

何かというと、グループワークで
「どう思う?」
と聞かれた時に
「えっと…」
まるで思考停止をしているかのように、いくら考えても頭の中に何も浮かばなかったのです。
まさに
「頭の中に意見が出てくる感覚すら分からない状態」

で、授業だけとりあえず受けていると思われているような状態でした。

自分でも
「なんでだろう…?」
「おかしいな…?」
と思っていました。

しかしこのことを、当時の私は周りに相談できず、ASDの特性が関係しているとも気づいていませんでした。

「この感覚相談しても何言ってるんだろうって思われるんだろうな」
と思っていたからです。

2.頭の中に意見が出てくる感覚が分からなかった本当の理由

ASDで視覚優位で継次処理だと社会人一年目で分かり、やっと頭の中に意見が出てくる感覚が分からない理由が分かりました。

グループワークはそもそも視覚よりも聴覚を使います。
聴覚劣位な私は、色々な人から色々な意見を聞いて、頭の中で整理してというものが苦手で、周りよりも時間がかかる状態でした。
周りのグループワークのペースに全くついていけてなかったのです。

さらに継次処理で、一つ一つ提示されて順番に考えるなら得意なのですが、様々なことが一気に提示されると何がなんだかわからなくなる事もあり、難しい状態だったのです。

3.対策法

今の職場で対策するようになって、完全にではないですが少しカバー出来るようになりました。

それは
「連絡ツールで目に見える形にする。後から意見を出すでも構わない。」
という事です。

視覚優位なら視覚が使える状態を作ればいい。
意見が頭に浮かぶのがゆっくりなら無理に周りに合わせなくていい。

という事です。

療育の職場だからこそ出来る配慮ですし、感謝の気持ちです!


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