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薬のアレルギー

ある日、私は医者で薬をもらい、夕食後に薬を飲んで就寝した。その翌日の朝。いつも通り顏を洗おうとしたら、顏が熱いし、すごく硬くて毛穴が広がっていたのに気づき、「さぶ。おかしい。なんだろう。」「本当だな。大丈夫だよ。少し様子を見よう。」そんな会話をしたが、まあ、大丈夫だろうと思い、いつも通りに会社の向かう途中、おかしい。なんかおかしい。とさぶに「やっぱり。おかしい。」というと、私の顔を見るなり「なんだ。どうした。大丈夫か。」と。鏡を見ると顔が大きく膨れ上がり、真っ赤になっていた。その後、すぐに昨日診察してもらった医者のもとに直行した。医者も症状がよくわからないと言ったが、内服薬を処方され、家に帰り薬を飲んだが、治まらないどころか火傷したように熱くて痛くてたまらない。

そうだ!火傷の薬があったのを思い出して江戸時代につくられ今に伝わる漢方の“紫雲膏“火傷や皮膚炎にも効果があるというその赤紫色の薬を顔中に塗ってみた。しばらくすると熱さや痛さがなくなるではないか。様子を見ようと思い時間は経過した。すでにPM7だ。ますます症状は進んできたように見え、心配になってきた。朝行った医者に連絡したら、転送電話になり先生に運よく繋がったが、「学会で地方に来ていて見てあげられないから、すぐに救急病院に行ってください。」との事だった。それを聞いて一番慌てたのは、言うまでもなくさぶだ。

すぐに地区で一番大きいとされる大学病院に電話して向かった。2時間以上待ち、ようやく診察をしてもらうことができた。インターンの先生で眠たそうにあくびばかりしていて、机にうつ伏せになって寝ていたり、なかなか診察してもらえない。しばらくしてから、ようやく診察してもらったが、「わかりませんね。そういう顏じゃあないですか?」それを聞いてさすがに、あきれ果てた次の瞬間、横にいたさぶは先生に向かって大怒鳴りをした。中心付近の最大風速は50m/s。20世紀最大級のハリケーンが吹荒れた。「どんな態度で診察しとるんだ!・・・」からはじまってそれは病院中にひびきわたるかと思われるほどのすさまじい怒鳴り声だった。その後、すぐさま別の救急病院をその大学病院で紹介してもらって行った。すでにPM11だ。紹介された病院に到着したのは、PM11:40頃だった。やはり3時間くらい待っているうちに、呼吸がしずらくなってきた。さぶが、看護師さんにその症状を話に行き、先生からの指示で、すぐに処置が必要ということで、「専門の先生を呼びます。」と言われ、専門の先生が来るのを待ち、診察してもらうとアレルギー症状を起こしているということで、注射と点滴の処置をしてくれた。待ち時間が長かった。そして、処置してもらえることがありがたかった。点滴が終わる頃には、呼吸も平常で、顏もすっかり元に戻っていた。そして、薬を処方してもらい、家に着いたのは、AM6頃だった。さぶもずっと付き添ってくれていたので、心強かった。ありがたかったし感謝している。

薬剤の副作用からくるアレルギーを発症したのだ。鼻炎もなくアレルギーは、起こしたことがなかったので、正直慌てたが治って良かった。
夜中や休日は、インターンの先生が担当されているようだが、病院によってこれほど対応が違うということは、少々問題があるようにも思えてならなかった。

さぶは、日ごろ温厚な性格だが、何かあるとお父さんとの血縁関係が証明される場面もあるのだ。

薬は、良い作用の反面副作用もあるので、薬を飲むということには十分に注意が必要だと痛感する1日でした。

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