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’世界=自分’の世界線

お風呂に入る前に体重計に乗るのが最近の日課になっています。日ごとに体重が上下するのが見ていてなんとなく楽しい。なんだか生き物みたい。

いや僕は生き物なんですけどね。数字がね、数字のお話。

増えている日には僕の割合が世界で大きくなっているなと思うし、減っている日にはその逆で僕の割合が世界に対して小さくなっているなと思います。

この考え方をいつからしているかは覚えていません。少なくともここ数年の話で、名前も知らない誰かの受け売りです。

恐らくその人はペットが育つことについてtwitterで「〇〇の割合が世界で増している。幸せだ」みたいな感じで表現していたように思います、覚えている限りでは。

素直に素敵だなと思いました。

世間一般の言う'体重が増えてしまったことを気にしている恋人へのフォロー'にも使えそうだなとか野暮な事を思いつつ、太りやすい自分自身にも使ってやろう、そうしたらもうちょっと人生楽しくなるかな、とその時の僕は決めたのでした。

<もしもの話って楽しいよね>

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そんなある日、いつものように体重計に乗った後ふと、僕の割合がこのまま増え続けて’世界=僕’になる日が来たら面白いなと思いました。

おっとこいつ頭がおかしいなと今思った読者の皆さん、安心してください。僕もこれを書きながら一体何を言っているんだ?と思っています。でも僕は突拍子もないことを思ってしまう、言ってしまう、そういう人間なのです。

まぁそれはさておき、'世界の割合=僕の割合'とは、僕が地球くらいのクソデカサイズになるということです。当然そんな日はいつまで経ってもやってきません。

ああ無念。面白いと思ったのになぁ。

そのままの流れで、「もし自分が星になったら」という仮定について考えました。

<なりたいになれたら>

先人のロマンチスト達によると、どうやら人は死ぬと星になれるそうです。漏れなく僕は一介のロマンチストなので、これに対して抱く感想はただ一言、「最高」です。

どうですみなさん?最高じゃないですか?星になれるんですよ。星に。

もしそれが本当なら、僕は僕の好きな人達が地球からギリギリ見えるところに星として存在したいなと思うのです。

それから、どんな姿になりたいかまで考えました。どうせなるなら目を引く星がいいなと思います。

土星みたいにお洒落に輪っかをつけて、水星みたいな綺麗な色をして、望遠鏡をのぞいたときに、あぁこんな人もいたなぁと思い出していただきたいのです。

それでいつか、いつの日にか僕の好きな人たちまで死んでしまったら、新しい星として僕の近くに来てもらって、みんなで小さな星団でも作れたら本望です。新しい星座になるのもありかもしれません。

どうです?最高でしょ?

<白い骨に、白い灰に、>

最後に、今回の話に関連している僕の一番好きな詩を引用して終わりたいと思います。

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これは最果タヒさんの「望遠鏡の詩」です。「死んでしまう系のぼくらに」という詩集の1番目に載っています。ちなみに僕は暗唱できるほどこの詩が好きです。まぁ、誰だって暗唱できるほど好きな詩のひとつやふたつありますよね、、ある、あるよね、、??

さっきも言いましたけど僕はロマンチストなので、僕は自分が星になれる日は当り前に楽しみにしています。でも、それと同じくらい僕の好きな誰かが星になる日も楽しみです。

あ、決して早く死んでほしいとか、そういう意味ではありませんよ

ただ、あなたが先に死んだら空を見上げてあげますから、僕が先に死んだら探してくださいね。

そういう感じです。

<追伸>

明日(12日)の晩はペルセウス座流星群だそうです。コロナで祭やら花火大会やら軒並み中止になってますが、ちょっとでも夏気分を味わえたらいいですね。皆さんの住む地域が晴れることを祈っています(^-^)

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神原 百春
カ、カフェに行かせてください、、(^-^)

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