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水産庁に問い合わせ〜オキゴンドウの捕獲枠〜

問:

オキゴンドウ、スジイルカ、カマイルカについて捕獲枠から外して下さい。
何を根拠にするかと言うと、2013年発行のEIAという団体の『有害な捕獲』という資料があります。この資料は2013年6月に開催された国際捕鯨委員会(IWC)の科学委員会に提出された論文から要点をまとめた資料です。
これを念頭にお話させて頂きます。

答:

ちょっと待って下さいね。こちらも資料見ながら話させて頂きます。

問:

先ず2013年発行の『有害な捕獲』の中に『多くの個体群の資源量推定は20年以上も更新されていない』と書かれています。
そして水産庁の資料ですが、2014年と2021年の資料を比較すると、オキゴンドウ、スジイルカ、カマイルカの3種について7年前から資源量が全く変わっていません。
つまり、7年間データ更新されていません。
そして2013年の『有害な捕獲』に20年以上更新されていないと書いてありますから、信用するなら29年以上データ更新されていないという事になります。
これについて間違いありませんか。

答:

今、手元に資料が無いので答えられなくてすみません。

問:

その後2019年に6〜7年振りに目視調査が行われていますけど、こちらの水産資源研究所の資料を見ても、カマイルカについては辛うじて発見個体群のデータが載っていますが、オキゴンドウとスジイルカについては公開データがありません。
つまりデータ更新されていません。
30年データ更新されていない鯨種は捕獲枠から外して頂きたい。

答:

データの事が気になるんでしたら水産資源研究所に聞いてもらった方が早いです。水産庁は専門じゃないです。

問:

それなら数字の話は置いて、ウィキペディアによればIUCN国際自然保護連合の希少性評価でオキゴンドウは準絶滅危惧種に指定されています。
準絶滅危惧種をなぜ捕獲できるんですか?

答:

国際的な機関がどのような算出法を用いて評価しているか分かりませんが、日本には日本の機関があるので国際的な機関とは算出法が違います。

問:

それなら日本には『日本哺乳類学会』があります。
日本哺乳類学会は2013年時点で既にオキゴンドウは絶滅危惧種だと評価しています。

答:

日本哺乳類学会には日本哺乳類学会の算出法があると思います。調べる機関によって算出法は異なります。

(ここでうっかり聞くのを忘れた。2018年に最終更新されている水産庁の資料には、それぞれの鯨種について『日本哺乳類学会』の評価がそれぞれ10行にも亘って『具体的説明』として記述がある。
つまり水産庁は日本哺乳類学会の評価を根拠として捕獲枠の決定に反映させている事になる)

問:

最後に、先日の問い合わせで『イルカには国からは一銭も出ていない』とのお話でしたが、海上保安庁は和歌山県からの要請だけでイルカ猟を護衛しているのでしょうか。国からの指示で護衛しているのかと思っていたので、既に相当な税金が使われていると思っていました。

答:

海上保安庁のことは水産庁では答えられない。

問:

極秘だという事ですか。

答:

海上保安庁のすることに関して水産庁には権限が無い。

問:

それは公開させてもらって構わないお話ですか。

答:

今ここでの会話については責任持ちます。

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以上が水産庁とのやりとりです。
オキゴンドウは準絶滅危惧種。
捕獲してはならないと認めるべきです。

2022.10.19