全ての依存症をコンプリートした母親_8

〈全ての依存症をコンプリートした母親_4〉の
冒頭でお話した通り、叔父と祖父は血が繋がっていません。

ですが、叔父も母からお金を無心される事もあり、時には叔父の職場に電話をかけて勝手に『兄(叔父)の給与を前借りしたい。私の口座に振り込んでくれ』などと頼んだ事もあったそうです。

そんな事が続いたため、叔父が出て行きたくなるのも無理ありません。
ですが、なぜ叔父は血の繋がってない祖父を連れて出て行こうとしたのかその当時は分かりませんでした。

なんとなく、その2人は常に気まづい雰囲気があったというか、血の繋がりなど関係ない親子関係が築かれているとも思えませんでした。

叔父が祖父を連れて出て行ったのは私が中学2年生の時でした。

叔父や祖父が出て行ったからといって、母が『私がしっかりしなきゃ』となる訳ではなく、パートの仕事を見つけて働いても、給与が入れば仕事を休んでパチンコに行き、払うものも払わず全額溶かし、私が父や祖母にお金を頼んでは、パチンコに使われる日々が続いてました。

ですが、これまで父も祖母も同情してお金を振り込んでくれていましたが、いよいよ着信拒否されるところまでいきました。

いよいよ本当にどうしようもなくなり、いつも通り母は死ぬしかないと言ってました。死ぬ死ぬ詐欺です。

本当に食べるものがなーんにも無くなった時に、母は市役所に助けを求めに行きました。

続く、、、