まわりの子と自分の子を比べてしまうママとパパに読んでほしい本
わが子について心配するのは親の常ですが、まわりの子と比べて一喜一憂していませんか。
他にも最近はSNSで情報をたくさん得られる代償として惑わされることもしばしば。
睡眠コンサルタントの資格取得の勉強をして感じたことがあります。
それは、正しい知識を身に付けていればまわりの子と自分の子を比べる必要がなくなるんです。
自分の中にものさしがあればSNSの情報に振り回されることもなくなります。
日本社会でははみ出すことを極端に恐れる傾向がありますが、子どもの成長は思っている以上に幅があります。
今日は心に余裕をもつためにも読んでほしい本を3冊ご紹介します。
■ 赤ちゃんの睡眠について知る『ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』
私の記事の最後に毎回参考文献として記載している本『ママと赤ちゃんのぐっすり本』のマンガ版です。
著者の愛波文さんは、IPHI妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得コースの講師を務めていらっしゃいます。
マンガ本なのでサラッと読めますが、基本はきっちり抑えているので睡眠に関してものさしを得るには十分です。
特に確認していただきたいのが、「睡眠の土台」「ベストな睡眠時間」「活動時間の目安」「お昼寝の回数と時間」です。
これさえ押さえておけば、睡眠についてSNSで検索する必要はなくなります。
■ 赤ちゃんの発達について知る『発達がわかれば子どもが見える』
まさに本のタイトルのとおりです。
自分の子どもの発達が他の子と比べて心配になったら読んでみてください。
月齢別に子どもの身体、運動、認知、感情、言語などの発達について詳しく記載されています。
しかし、保育施設の職員向けの本のため内容は少し難しいので、ポイントを押さえて読むと良いと思います。
「この月齢だと〇〇ができます」という目安だけでなく、「でも、〇〇はできません」、「個人差があります」などと成長の幅についても記載されているので、柔軟に子どもの成長を見守ることができると思います。
また、発達に合わせた関わり方や遊びも紹介されているので、おもちゃ選びに困ったときの参考にもなります。
■ 子育てで一番大切なことについて知る『かわいがり子育て』
すごくシンプルなメッセージの中にこれでいいんだと思える子育ての方法が書いてあります。
佐々木正美先生は児童青年精神医学を専門にされている方で、たくさんの著書があります。
どの本にも共通しているのですが、「過保護はいいけど、過干渉はだめ」というキーワード。
とにかく子どもは甘やかして温かく見守ってあげていいんです。(=過保護)
子どもとの接し方もついついまわりと比べてしまいがちですが、そんな必要はないんです。
当たり前のことだけど、忘れがちなことを思い出させてくれる本です。
参考文献
『ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』 愛波 文 著
『発達がわかれば子どもが見える』 乳幼児保育研究会 編
『かわいがり子育て』 佐々木 正美 著
赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。
本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。