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セルフコンパッションのための日記

日記、っていうと日常のことを書き連ねていかなきゃいけない気がして、どうにも苦手。
日常に何か面白いことが毎日起こるわけでもないし、特筆すべきことはないし、自分が自分に向けて書くようなものだからつまらないと思っていた。
何度か挑戦したものの、三日坊主だから続かないことが多い。
今回もそうかもしれない。
ただ、最近「セルフコンパッションーあるがままの自分を受け入れるー著:クリスティーン・ネフ」という本を読んで、その本で得られた情報を元に日記を書いてみたいと思い始めた。
noteはなんとなく始めて放置されていたので、これを使ってみることにするww
続くかわからないし、不定期になると思うけど、できるだけ書いていきたいと思ってる。

さて、「セルフコンパッション」とは何か?と言うと、「あるがままの自分を受け入れる」「自分自身に慈悲の心を持つ」ということ。

「自己肯定感」については、自分は低いという自信がある。
何故なら、常に自分はダメだ!って否定してた自覚があるからだ。
「自己肯定感が低い人」の特徴として、「毒親を持つ人」とか、「幼少期の家庭環境が良くなかった人」がよく上げられる。
ただ、私はこれには全く該当しない。
だから自分が「自己肯定感が低い」という自覚を最初は持っていなかった。

虐待の経験もないし、親は尊敬してるくらいな感じだし、姉妹ともに一緒に暮らしてるくらい仲が良い方だ。
それなのに自分は夜寝る前に一日の反省をして、「ああいえばよかった」とか「こう言っておけば印象が良かったかな」とか人の顔色ばかり気にしていた。
ただ、3姉妹の末っ子で、親は自営業で共働きという環境が、自分をこういう思考に陥ったのではないかとも思っている。
極端に親から姉妹で比べられたりはしなかったが、姉二人と歳が離れているため、歳相応の妬みなんかもあったりした。
私は親から甘やかされていた方だったのかもしれない。それが姉たちの批判を買って、喧嘩が絶えなかった時期もあった。
親が共働きで、一人の時間も多かったから塞ぎこむようになっていたのかもしれない。
理由を考えれば色々嫌な古い記憶なんかも思い出してきた。

でもこれはセルフコンパッションを実践する上では良いことらしい。
自分の寂しかった思いや、悲しかった思いに蓋をしていたものを開けてあげて、その思いに慈悲の言葉をかける。
自分自身に慈悲の心を持って癒してあげると、他人にも慈悲の心を向けられるというものだ。

まずは「セルフコンパッション」の本に載っているエクササイズを実践してみて、自分の心を向き合っていこうと思う。

「普段、自分自身に対してどのように対処しているか?」

これは、自分自身が抱える問題や、失敗をしたときにどのような言葉をかけているか、対処をしているかの質問だ。

私は問題を抱えている時に、寝る前にその場面がフラッシュバックして、一人反省会を開いてしまう。
自分が相手に言った言葉や仕草は適切だったか?を脳内の自分が判断していく。
「この時この人は嫌な顔をしたから、傷つけてしまった」とかそんな感じで。
「もっとこんな感じで言ったら笑ってくれたかな」って妄想も繰り広げられる。

失敗した時は「なんでこうしなかったんだ」とか、「絶対気づけたはずなのに、どうして気づかなかったんだ」って淡々と自分を責める言葉が脳内を駆け回って、上司から指摘されたこと、やってしまったことが延々とフラッシュバックする。
嫌な気持ちを抱えたまま、失敗を処理してる時間は地獄のような時間になる。
自己嫌悪で消えたくなるし、益々自分はダメなんだって思ってしまう。
そして一時的に自分を励ましたとしても、寝る前にまたフラッシュバックして反省会が始まってしまうのだ。

「セルフコンパッション」によると、この時にまずやるべきなのは、自分に対して慈悲の言葉をかける、ということ。
失敗は誰にでもある。誰でも人間関係や仕事の関係で問題を抱えている。自分だけじゃないという自覚を持って、友人や親しい人間に話しかけるように慈悲の言葉をかけるのだ。
私の場合は失敗した時は「大変だったね。失敗して傷ついたよね。お疲れ様」などの言葉をかけるのがいいみたいだ。
最初の頃は慣れなくてなかなかそんな言葉が思い浮かばないこともあるが、少しずつ実践するようにしている。
なるべく一人の時に、夜の反省会を開こうとしている時に「つらかったね。大変だったね」と頭に浮かべるようにしている。
それを実践してから1年ほどになるが、今では夜の反省会の頻度はぐっと減ったように思える。

長くなってしまったが、エクササイズを実践してみて慈悲の言葉をかけられないと思っても、それができない自分を責めないようにするのがポイントだと思う。
誰だってやったことがないものをいきなりやれと言われてもできないのが普通だ。
ましてや、自分自身に優しい言葉なんてかけたことがない人が実践してるから当たり前のことで、「できないで当たり前」。
ただ、自分に対して自己否定をしているという自覚を持つことがまず最初の一歩。
私ももっと自然に自分自身に対して「お疲れ様」と言えるようにしていきたい。

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