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強くありたいと願った日

介護現場は常に人間関係で何かがある。
きっと他の仕事でも多少なりとあるだろう。

私は、大切な役目を受け持ったことがある。
人員不足のため急遽の任命だったの。
その日一日の最初を仕切る大切な役目であり、ご利用者様が安心して来園できるように努める役でした。
最初は早く慣れようと必死でとてつもなくプレッシャーの毎日。
あたしが役の日は慣れないから、何か不備がある始末。
あたしの性格上、人に迷惑をかけたくない、早く一人前に。というのがあり、ものすごく心に来た。

そんな中のある役目の日。
ある先輩がずっとあたしの持ち場にいて、その役目を果たす最初から最後までずっと小言。
言い方もきつく、何が悪いとか何をどうとかの具体的なことは聞いても言わず精神的に来る。だけど役目は果たさないといけない。
その日は何かと予想外のアクシデントもあり、余計に精神的に来た。

その日の終わりには、涙が出た。
施設長も心配してきてくれた。今日のことを話し感情的にもなってしまい情けなかった。
その施設長は、「君にとってどうなるのが理想かな?」って聞いてきた。

これまた難しい質問だな。と思い答えはすぐに出なかった。

家に帰り、しばらく考えた。
こんなに辛く苦しいのは嫌味を言われたから。というのは他責のようにも感じる。

私はその役目に自信もなく、毎日プレッシャーもあり余裕もないのが原因だと気づいた。
きっとこの役目は大丈夫と自分に自信があればはっきりNOと言えたはず。

強ければ、はっきりと跳ね返せたはず。

だから、この仕事に自信をつけたいし自分を信じてあげたいな。と
思った。

これからは、強くあれるように進んでいきたいとも思う。



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