【読書】『できる人は超短眠!』
日本ショートスリーパー育成協会理事長である、堀大輔さんの本でございます。
一般的によくある睡眠に関する本と対極化する位置にある本。
そういった本も読むことで参考にあるかと思い、読んでみました。
1日45分しか寝ないってスゴイですよね~!
最初に断っておきたいのは、この本で目標とするベース値は『2ヶ月で睡眠時間を3時間にする』ということです。
これもあくまでベースで、実践者が望む生活に合わせて睡眠時間は4時間でも5時間でも大丈夫。
逆に2時間とかそれ以上に減らす目標もいいようです。
著者の堀さんは1日45分睡眠!
1日45分しか寝ないってことは、1日23時間15分も起きているということ。
想像するだけでも凄まじいですよね。。
私は堀さんの状態を想像すると、ゾッとするところがあります。
そんなには、起きていたくないかなと笑
元から願望とかやりたいことが少ない方なので、そんなに起きていなきゃいけなくなったらしんどくなりそうです。
そんな1日45分睡眠ですが、これは誰でも簡単にできるものではないようです。
そのくらいのレベルになると「Nature Sleep」の理論なりを熟知して、睡眠を完全にコントロールして、熟練したものがないと達することができない領域なんだとか。
堀さんのTwitterを拝見させて頂いていますが、なんかずっと動いてるんだなぁって感じですし、熟練したノウハウと経験と情熱があってこその45分睡眠なんだと思えます。
理論的なことは至ってシンプルです
大事な理論というか方法論というか、そういったものはかなりシンプルで、短眠への道は4つのステップになっていて、更にその中でも『短眠の7つの習慣』がエッセンスともいうべきものです。
シンプルなので内容も読みやすかったです。
ただよくある睡眠に関する本と真逆なことが書かれている部分もありますので、それをどう受け止め理解できるかで読みやすさが変わってくるかもしれません。
私もその辺りの内容につきましては、「何とも言えないな」と、肯定も否定もできないのが現状です。
エビデンスとか難しいとこまで考えたくもなかったりするので汗
ショートスリーパーだから、それだけの効果がある??
堀さんは自信をもって「寝ない生活」になることでのメリットというか効果をうたっています。
ですが私としては、「それってショートスリーパーだから、という訳でもないような??」という疑問が残る点がいくつかありました。
もちろん、ショートスリーパーになると自由に使える時間が驚くほど手に入る、というのは事実だと思います。
7時間睡眠だった人が3時間睡眠になったとしたら、単純に1日4時間も「時間が増える」ことになるんです。
疑問に思った効果としては
・短眠で夫婦円満(他にやりようもあるのでは…)
・イライラすることがなくなり性格が穏やかになる(別に短眠じゃなくても?)
・ボランティア活動や社会貢献をしたくなる(私もなりますし、短眠じゃなくてもなる人はなるかなと)
・見えなかった世界が見える(他の経験を通じてもなるかなと)
ショートスリーパーとなって、実際になっている事実を書かれているんだとは思います。
でもショートスリーパーじゃないとなれないことではない、と言いたくなる気持ちがどうしても芽生えてきたりしました。
こんな気持ちに何故なるのかは、私自身もわかりませんでしたし、まぁ深く考えることもやめてしまいました。
自分なりの結論
この本を読んで。
私はショートスリーパーには今は別段なりたいとは思いませんでした。
私が最近睡眠に関する本を読んでいるのは「健康」を目指しているから。
私が求めている「健康」とこの「短眠法」は結びつかないと判断しました。
もちろんちゃんと実践すれば健康状態を上げることもできなくはないと思います。
それでも、逆に”体調を崩す可能性も否定できない”ので私としてはそれは避けたい。
メンタル面が弱い私、まだまだ健常といえる自信がない私にとってはこの短眠法の実践はリスクしかないです。
あと、ならない最大の理由は、『そこまでやりたいことがない!!』からなんですけどね笑
「あ~、あれもやりたい! これもやりたい!! なのに時間が全然足りない!!!」
「もっと時間があったらもっともっと仕事も遊びもガンガンできるのに!!」
「いろんなことに興味があって、とにかくいろんなことに挑戦したくて、1日48時間くらいあってもいいくらいなのに!」
そんな熱い方がこの短眠法を試してみるのは良さそうかなって思いました。
もちろん実践は自己責任にはなりますが。
『能動的・自主的にやりたいことがたくさんあって時間をもっと有効的に使いたい』人にこそ、試す価値のある内容だと感じました。
私もそんな能動的・自主的なカツオになりましたら、もう一度この本を手に取るかもしれません。
参考になったこと
ちょっと否定的っぽくなってしまったんですが、この本を読んで良かったと思っています。
参考になることもたくさんありました。
今後実践しようと決めたこともありますので最後にまとめます。
睡眠を自在にコントロールできるようになる。受身ではなく能動的に睡眠をコントロールすべき。コントロールすれば睡眠効果はより高まる。
自分の睡眠を記録する。睡眠の記録は大事。時間だけでなく入眠や起床の感じや眠くなった時の状態、いつなったかなどを記録することで、分析・対処ができるようになる。
起床時間は固定する。起床時間が固定されることで身体のリズムが自然と慣れて気持ちよく起きやすくなる。睡眠時間より起床時間が大事。
パワーナップの実践。パワーナップは効果的に睡眠効果を得る方法。
眠る前のストレッチ。手足の血流を促進することで寝起きの状態が変わる。
眠気の発生する状況を観察・分析・対処する。眠気がでるメカニズムを理解した上で観察・分析・対処をして、自分に合った生活や行動をしていけば日々の生活はより良くなる。
読書って、ホントに素晴らしいですね~!
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ♪
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