産後・授乳中に栄養ドリンクやエナジードリンクはOK?注意点と選び方
産後や授乳期は、ママたちにとって体力的にも精神的にも大変な時期。
忙しい育児を乗り切るために、栄養ドリンクやエナジードリンクの利用を検討する方も多いかもしれません。
しかし、産後や授乳中は栄養ドリンク選びには注意が必要です。
この記事では、産後や授乳期のママが栄養ドリンクやエナジードリンクを選ぶ際のポイントや注意点について詳しく解説します。
産後・授乳中に栄養ドリンクを飲んでも大丈夫?
用途として、妊娠・授乳期や産前産後の栄養補給の記載があれば、授乳中に飲んでも問題ありません。
しかし、一部の栄養ドリンクには、カフェインやアルコールが含まれており、妊娠・授乳期の飲用を勧めていない製品もあるので注意しましょう。
栄養ドリンクの効果と成分
栄養ドリンクは、疲労回復や滋養強壮、集中力の維持、身体の不調改善などに役立ち、医薬品や医薬部外品に分類されています。
主な成分として、タウリンやビタミンB群、酸素の運搬に関わる鉄などが含まれています。
栄養ドリンクの製品によっては、植物や鉱物、動物が持つ薬効成分を加工した「生薬」が含まれるものもあります。
産後ママが栄養ドリンクを飲むときのポイント
産後や授乳期に栄養ドリンクを飲むときは、効能・効果欄に「妊娠授乳期または産前産後の栄養補給」と記載があるものを選びましょう。
産後ママ向けの栄養ドリンクも市販されています。
1日1本など用法用量が決まっているので、守って摂取しましょう。
日本では授乳中のカフェインの目安量が明確に決められていませんが、諸外国では授乳中の1日のカフェイン量は200㎎以下と定められています。
カフェインは、母乳を通して赤ちゃんに移行するため、ノンカフェインの栄養ドリンクがおすすめです。
カフェインの影響について、こちらの記事で詳しく解説しています。
産後・授乳中ママはカフェインNG? お茶・コーヒーの適正量を解説!
授乳中にエナジードリンクを飲んでもいい?
授乳中はエナジードリンクを控えましょう。
エナジードリンクとは、カフェインやタウリン、ガラナ、ビタミンなどが含まれており、嗜好飲料に該当します。
眠気覚ましとして活用する人がいるほどカフェインの量が多く、1本あたり32㎎〜300㎎も含まれています。
厚生労働省は、妊婦や授乳婦はエナジードリンクの摂取を控えるよう注意喚起を行っています。
栄養ドリンクとプロテインの使い分け
プロテインは食品、栄養ドリンクは医薬品や医薬部外品のため、含まれる成分や働きが異なります。
栄養ドリンクは、上記の通りタウリンやビタミンB群が主な主成分です。
一方、プロテインの最大の特徴は、筋肉に欠かせないタンパク質が豊富に含まれる点です。
タンパク質は筋肉の主成分であり、不足すると疲れやスタミナ切れを起こしやすくなります。
即効性のある疲労回復や短期間で滋養強壮したい時は栄養ドリンク、長期的な健康維持や食事の補助として栄養素を補給したい時はプロテインがおすすめです。
ビタミンやミネラルも配合されたプロテインなら、微量栄養素も補給できます。
それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けるといいですね。
まとめ
産後や授乳期のママにとって、適切な栄養ドリンクを選ぶことで疲労回復や滋養強壮に役立ちます。
栄養ドリンクを選ぶときは、カフェインやアルコールが含まれていないものを選び、用法用量を守りましょう。
一方、エナジードリンクはカフェイン量が多いため、控えるようにしましょう。
プロテインと栄養ドリンクは、それぞれの特徴と目的に応じて使い分けるといいですね。
「不足する栄養をバランスよく補いたい」「育児中で食事バランスが気になる」という方は、プロテインがおすすめです。
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