人生で一番ペットボトルの水を飲んだ日「日本橋で日本酒の利き歩き」
12月頃より日本酒に興味持ち始めて、やたらに飲み比べしまくっている輩、とうとう「日本酒利き歩き」の現場へ繰り出してみました。
都内のアンテナショップ飲み比べで、1日5件も回るとか似たようなことは既にやっていますが、今回は街のイベントです。
今週末こそは日本酒検定2級の勉強しよう!と思っていたのですが、情報を見ていたら、好奇心に耐えられずチケットポチりました。
4/13(土)東京の日本橋で開催された日本酒利き歩きイベントで、普段歩かない人形町あたりを散策し、発見があって街歩きも含めて楽しかったです!
土田、山本、今錦、角右衛門が飲めてよかったな!という銘柄です。
見かけたらまた試したい。
おちょこにお酒入れて歩くのって、難易度高い
参加者の証の一つである45mlのおちょこを片手に利き歩くのですが、おちょこから飲んでまた注ぎ、注ぎ…と、今日のすべてを45mlに握られているような感じです。
止まればいいのに、道で振舞酒を手に入れて、おちょこにお酒を入れたまま少し歩いたら、ビシャビシャにこぼしてベトベトにしてしまい、完全に下手クソでした。
利き歩きって言うけど、私みたいな雑な輩は、本当に歩きながら飲んだらダメです。止まって飲んで、次の場所までまた歩くのが正解。
こんなに水を飲んだのに、記憶の一部を失う
一杯ごとに水飲んで、写真撮って、日本酒の味わいメモをしていったら、水3リットルは飲んでいました。
誇張無しで、こんなに水のペットボトルを買って飲んで、歩いた日がない。味わかんなくなるし、酔っちゃうので、利き酒しながら水を適宜飲んでいた結果です。
基本立ち飲みになるため、おちょこで片手が常に塞がりつつ、スマホでメモも取り&水飲みでもう片手が忙しくなります。
ペットボトルの水を蓋開けて、ボトムスのポケットに突っ込んでおいて、取り出して飲んでしまって、味わいを確認してスマホでメモします。
もっといい立ち飲みスタイルがあるかもしれないけど、今の最適解です。今週始まる六本木の日本酒イベントでは、更に1日の水飲み量を更新しそうですが、ポケットが大きいボトムスはかないと最適解にならないから、なにかいい方法はないのだろうか。
手が足りません。
テーブル、空いてればいいけど。
と、これだけ水を飲んでも、最後の記憶一部欠けてます。
最後、福島のアンテナショップで利き酒して制限時間を使い切ったのですが、そこからどうやって東京駅に行ったのか全く覚えてない。
おうちに帰ってこられたんで良しです!
それ以外の記憶はハッキリとあるので、最後、何度も足を運んでいる福島アンテナショップでフィニッシュした安心感からか、海馬が若干記憶を作れずブラックアウトしたようです。
炭水化物もとって、ウコン飲んだけどダメだった…
覚えてないけど、記憶作れない時でもその時考えてこうするぞ、やるぞ、っていう意思だけで動きますからね、「東京駅から家に帰るぞ」って思った意志の力で行動したのだと思います。
イベントでは、計26種類の日本酒を味わう
14:00~18:00まで、日本橋地区を各自参加者が好きなルートで参加店舗や、振る舞い酒をしている場所を巡って歩きますから、ルートは人によりますし、飲む銘柄は千差万別の内容になります。
では、どういうルートでいくか、どこを目指すか、どの銘柄を飲みたいか?当日時間を有効に使うために、事前に検討が必要です。
利き歩きの生存戦略
事前にweb上にマップと、お店と銘柄・酒蔵さんの組わせが公開されていたので、印刷して、前日に目星をつけて行ってみたい場所をピックアップしました。最大限巡れたらいいけど、もし、混んでて時間がもったいなさそうならすぐ別の場所へ行く、くらいの気軽な戦略です。
日本酒検定3級の知識を活かし、掲載されている銘柄と各日本酒のラベルデータ(日本酒の種類、日本酒度酸度、アミノ酸度、酵母や酒米など)と、過去の飲み比べ経験を照合して、今回は、自分の好みっぽい日本酒中心にルートを決定。
水天宮方向から人形町、馬喰町、小伝馬町、三越方面から新日本橋へ!が、今回のおおよそルートです。
実際、だいたいその通りに歩いたかなと思います。
おでんや刺身に同調して合いそうな、食中酒向きのすっきり系ドライとか旨口のやつばかりですと、途中しんどくなりそうなのが予想できました。
ここ3ヶ月、飲み比べてやらかした経験とともに、自分の好みがわかってきたし、全種類は飲めないから、狙いを絞ります。
結果的に、偶然の出会いが振舞酒で楽しめて、目当ての銘柄をいくつか味わえたのは良かったです。
目当ての場所が混んでいて、別を目指すこともありましたけど、日本にいれば、いつか出会う日が来るでしょう。
面白い土田酒造さんだけは例外
ただし、土田酒造さんだけは好み関係なく、ただの興味で最初に飲む日本酒として選びました。
高崎で飲んだ時、Tsuchida K とTsuchida99が、出会ったことのない味わいすぎて、作り方も初めて知るもので、なんだこの酒造さんは、面白いぞ!と気になったんです。
dancyuにも掲載されてました↓(これ買った)
受付を済ませて、14時くらいに現地へ到着。
感覚ですが、10分くらい並びました。
やっぱりツチダさんは個性的だった、なんなんだ、味わいが面白すぎる!
これからも注目していきます。
ということで、スタートしています。
日本酒全く関係ないお店も参加していて、店先でランダムな銘柄の日本酒が振る舞われまくっていました。
参加者はもちろんタダ…というか参加費用に含まれております。やったー!
ホタテは絶対に裏切らない!
テイクアウト専門のおでん屋さんがあり、スタンダードにこんにゃく大根などラインナップされている中、食べたことないネタを選びました。
からしもちょうどよくて、うまーい。
お刺身でも、酒蒸しでも、焼いても、なんでもうまい。
ホタテ最強。
また歩いて、水天宮でトイレを借りて、マークしていたところへ向かいます。
が、混雑して結構並んでいたので、次へ向かいます。
雁木さんを飲んでみたかったけど、またどこかで出会うでしょう。
次は、3つの酒造さんのお酒が飲める会場です。
リベンジの山本さん
前週の品川で開催された秋田の酒を楽しむ会にて、山本酒造店さんが参加されていたのですが、ゆきの美人と新政でコイン15枚を速攻消費し、私の中でイベント30分で終了して飲めなかったんです。
だから、リベンジ。
山本のミッドナイトブルー、ナイトパープル、うきうき…と飲んだけど、ピュアブラックが一番好きで美味しい味わいでした。
また出会えたら飲みたいです!
秋田には行ったことないけど、日本酒の銘柄はどんどん覚えていくし、のんだ日本酒も増えていきます。
もちろん、秋田以外の都道府県がどこかででてきても、ここにはこの酒蔵あるなとか、その地域で生まれた酒造好適米や酵母、日本酒の銘柄しかでてこなくなってきました。
仕方ないです。勉強してるから。テストに出るんで。
会場で周りの人見てると、飲んでついで、飲んでついで…というハイスピード利き酒で驚きました。
え、水飲まないの?味が混ざらないの?って感じ。
みなさまお強い。
ホタテは絶対に絶対に裏切らない!
うっま!!!
ベビーホタテって、こうやって酒蒸しにしてもいいのか、家でやりたい。
今錦さん、こいつはやべえ
今錦 年輪 純米大吟醸
甘酸っぱい匂い。
最初、旨味と甘味がぶわってきて、私が好きなやつ。
後味はスキッとしているけど、旨味の余韻が長くアルコール感がある。
むちゃくちゃうまくて好きなやつです!
きっと、隣りにあった種類も美味しいんでしょうけど、時間を見て、先を急ぎます。
長野は、いつか諏訪の酒蔵巡りも行ってみたい。
でも、今錦さん、新橋の信州おさけ村でも出会えるんじゃないかな。
また行こう。
ほかの今錦さんも、いつか出会いたいです。
振舞酒の銘柄が、謎配置すぎて面白い
振る舞っている方のお話では、運営から振舞酒の銘柄はかなりランダムに配布されているそうで、どこにどの銘柄の振舞酒があるという情報はないので、全く未知なのが面白いです。
偶然の素敵な出会いを求めて、振舞酒コーナーを見てみます。
公園内はものすごい賑わっていて、並んでいるとウェルカムドリンク的に日本酒を注いでくれました。カメラ向けたら、ちゃんとラベル見せてくれるの優しい。
峰乃白梅 菱湖-りょうこ- 純米吟醸 JUICE 生
おしゃれなラベルデザインで、結構Juice=Juiceのメンカラ入ってないか??
炭酸のビリビリがやばくて、酸味甘みが溢れまくっている。
ジューシー系の果実炭酸水って感じ。
若めのお味。
Juiceに反応せざるを得ないハロヲタ。
新曲のMV、メンカラ衣装も可愛く、みなさま毎秒ビジュに隙がない↓
甘みがあって、味が濃ゆいのに合うかなと思ってこちらを注文。
どて煮、これ以上食べたら味つよつよに飽きるけど、これくらいの量だとちょうどいいです。
食べてトイレに寄って、コレド室町方面へ歩きます。途中、個人的に懐かしい場所がありました。
えどはし!
大きくは変わってないけど、車道側の柵の形状が新しくなっていました。
活性の日本酒は飲む機会が少ないので、喜んでいただきました。まだ未知に近いから、もっといろいろ飲んでみたい。
コレド仲通りの振舞酒のコーナー↓
この時点で17:30くらいでしたので、残り時間後30分。あとは、三重と福島のアンテナショップへ行ったら終わりかなという順路。
日本橋ふくしま館 MIDETTEでフィニッシュ
というわけで、どうやって東京駅まで戻ったか記憶にないけど、私の利き歩きは終了です。
またあったら参加したいイベントですね、街が楽しい。
一箇所の会場にワッと集まるんじゃなくて、街を巻き込んで賑いができてて面白いですし、こんなに日本酒好きというか飲める人たちがいたんだな…どこにいたんだ、っていう印象。
やっぱキリシタンのごとく、普段は隠れていらっしゃるのか。
イベント前に1種類試したから、今日は27種類
メトロ24時間乗り放題切符活用したので、日本橋へ行く前に少し寄りました。
まるごと高知の近くに行ける日は、まず地下へ行きます。試し酒の時間内に寄れることがないので、今日はチャンスでした。
試し酒250円です。
店内に誰もいなかったので、1種類だけ頼みました。
土佐酒は日本で一番辛口というけれど、バラエティに富んでいるからいろいろ飲んでみたい!という興味を250円で満たしてくれて素敵です。
土佐しらぎく 出品大吟醸生 十八号 限定酒
無色透明で、お花みたいな香り。
割と甘めで旨味がつよく、華やかフルーティジューシー系。
後味に酸味と苦みほのかに感じる。
温度が上がればもう少し香り立つそう。
高知県もいつか行ってみたい場所です。
四国未体験国民なので、今後の夢。
結論:飲まないとわからない
今日までのメモを遡ると、月でこれくらいの累計実績でした。
2月:約60種類
3月:約130種類
4月:約65種類
でも、こんだけ飲んで比べて、メモってみてもわからないんです。
ラベルのデータを読んでも、予想はできるけど飲むと結構違ったり、ラベルデータだけでは予測不可能な複雑な味わいがありすぎます。
勉強しても、結局は飲んで知るしかない!っていうのは実感しているんですが、デイリーポータルZのめっちゃ昔の記事が一番響きました。
そう!そう!
むちゃくちゃ日本酒詳しく、当時お店もやっていた馬場さんがおっしゃっていることが、私が飲み比べして知りたいことです。
わかんないから飲むのよ。
よかった、詳しい人もそうなんだ。
と、自分を正当化したところで、来週は仙台へライブ遠征ありますので、東北とか宮城の地酒を知ってゆきたいです。