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世界一贅沢な授業づくり!JICA教師海外研修(キルギス)#06 現地研修パート4

現地研修も中盤、首都のビシュケクから、地方へ向かう日です。


イシククル目指して

 研修3日目この日は、イシククル湖の近くの村にある、OVOPのワークショップを見学にいきました。首都ビシュケクを出て、東へ!途中、綺麗に整備されたトイレ&ショップに立ち寄るなどして進みました。

カラシャール村で

 ここでは、羊毛フェルトでスリッパを作るワークショップがあり、地域のお母さんたちが作業をしていました。フェルト製品には、いくつかの手法があって、ここでは石鹸水を使ったウェットフェルティングで、スリッパを作っていました。
 地元に職を作ること、キャッシュを稼ぐことができるようにすることは、生活を向上させたり女性の地位の向上・改善に向けても大事になります。働いていたエジェたちは楽しそうでしたし、使う人のことを考えて、一生懸命に作っているという思いも見て取れました。

自然素材での着色

クズルトゥー村に

 その次に移動して、現地の家庭へお邪魔して、ボルソック作りとユルタ建設の体験をさせてもらいました。そこは、ユルタ職人のバイケ一家でした。
 まずは、ボルソック作り。小麦粉と塩のとてもシンプルな材料ですが、どうにもあの生地の感じが出せない・・・というエジェの技があるらしいです。自分は、揚げるところをやらせてもらいました。かまどに、木や乾燥させた家畜のふんなどの燃料にして、ガンガンに高温の油で短時間にあげます。これが、揚げたてがとても美味しくてたまりません!
 その後、昼食を出していただきました。ドゥンダマという煮込み料理で、「火山」と読んでいる鍋で、肉と野菜を塩で煮ます。これが柔らかく出汁が出ていて美味しい!そのほか、ドライフルーツやサラダ、パンなどたくさんの料理を並べて歓迎していただきました。娘さんは、常にお茶がなくなっていないかどうか回ってお手伝いをしていました。素敵な刺繍の衣装を着ていて、素敵でした。

ドゥンダマ美味しかった!後ろはビーツのサラダ


ユルタ建設体験

 これが、自分が楽しみにしていたユルタという遊牧民族の移動式住居です。

小さい体験用ではありながら、仕組みは同じ。中央のトゥンドゥクという天井を支えながら、支柱を組み立てていくのは、バランスがとても大事で難しい作業でした。

 外側は、羊毛フェルトでできたカバー、紐も羊毛から作っているそうで、一部牛皮が使われています。内側の装飾も素敵!シルダックという絨毯もカッコよかったです。夏涼しく、冬暖かく過ごせるということで、大変理にかなった住居だということがわかりました。
 ここでは、ミニチュアのユルタもあり、その場で発注!後日、JICA職員さんの帰国に合わせて日本に持ってきてもらいました。

ミニチュアユルタ 猫が入るとちょうど良い


サプライズ!馬に乗った近所の人

 色々な体験をさせていただきながら、うろうろしていると、馬に乗って颯爽と走ってくる方が!「アッサラームアレイコム」と挨拶をしていたら、のせてくれることに。とっても賢い馬で、日々足代わりに使われているということを実感しました。この時の写真は気に入って、いろんなところで使ってます。

遠くの山々も素敵

現地の生活を体験できた貴重な機会でした。

明日は、カラコルの学校へ

 カラコルというところに泊まり、次の日は学校訪問です。夜は、カラコルへ協力隊としてきている方々と懇親会を行い、ここでも美味しい料理をいただきました。
 ホテルでは、この日も振り返りを。自分は、この日の体験が印象深かったので、家庭科の授業でこの現地の生活を取り上げたいなという気になっていました。

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