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【梅園魚品図正】(42) ひらまさ

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『梅園魚品図正 巻1


ヒラマサ

シホ    江戸方言
ヒラス  サウシ  筑紫方言
ヒラマサ  又、江戸に魚商の呼所

此者   リ イナダ 
イナダより身らし。色 如 此  味淡美なり。頭鼻圓ろし。イナダは口とがる。

甲午八月廿日 真寫
海産


〔ヒラマサ  頭鼻円ろし〕

〔イナダは口尖る〕

【梅園魚品図正】(5) 目高(めだか)/鰤(ぶり)



筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心でのためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。

また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ

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