紀伊国 蜜柑山畑之図 北港より輸出之図 2 mominaina 2023年6月11日 12:03 紀伊国 蜜柑山畑之図出典:国立国会図書館デジタルコレクション『大日本物産圖會 第2帖』蜜柑みかんは、枝に刺はりありて、旧五月の頃、小白花を開き、其匂にほひ 甚はなはだ 香かんばしく、九月にいたり実青く、冬にいたりて 生熟せいじゆく す。紀伊の国産は、其その 気味きみ 甘美かんび なること、他に比類なし。実に、柑中の冠くわんたりといふべし。各郡、夥おびただ しく産ずといへども、有田郡を第一等とす。此郡より輸出すること、凡百五十万箱はこに至れりとぞ。旧五月の頃 小白花を開き 其匂ひ甚だ香ばしく九月にいたり実青く 冬にいたりて生熟す同 北港より輸出之図出典:国立国会図書館デジタルコレクション『大日本物産圖會 第2帖』其箱を累積すること山のごとし小舩に積て地の嶋に掛る 蒸気 あるひは大舩に積て諸国にいだす◇温州みかんPhoto by mominaina筆者注 新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖 ダウンロード copy #みかん #古文 #古文書 #蜜柑 #大日本物産図会 #三代目広重 2