マイクロフォーサーズ随一の描写力を誇る超望遠単焦点の世界 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / OM SYSTEM
手持ちで"ロクヨン"の世界が撮れる―
マイクロフォーサーズのメリットが詰まったこのレンズ。使ってみた人はこのレンズが写し出す世界にきっと感動することでしょう。
「サンヨン」
超望遠レンズを使用している人なら一度は耳にしたことがあるはず。300mmF4を略して「サンヨン」と呼ばれています。
マイクロフォーサーズの超望遠レンズで随一の描写力を誇るレンズ。他にライバルになるのはパナライカの200mm F2.8くらいといったところでしょうか。
(※フォーサーズ規格では300mmF2.8という超望遠単焦点もありました)
300mmとの表記ですが35mm判換算値にすると焦点距離600mmでF4の明るさとなりますので、俗に言う「ロクヨン」相当のものになります(ただしボケ量はF8相当)。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
このレンズを簡単に説明するなら
軽い
近い
綺麗
ということになります。めっちゃ簡単ですね(笑)
それでは一つずつ個別に説明していきます
1.軽い
フルサイズ用ロクヨンは3kg以上に対し、このレンズは1.5kg弱。半分以下の重量です。OM SYSTEM最重量級ボディのE-M1Xと組み合わせても総重量2.5kg弱なんですよ。これを軽いと言わずして何と言うでしょう。
2.近い
最短撮影距離のことです。これもフルサイズ用だと4m以上が最短なのに対し、このレンズは1.4mと激近です。最大撮影倍率は0.48倍なのでハーフマクロレンズとしても利用できます。1.4倍テレコン装着時は0.672倍、2倍テレコン装着時はなんと0.96倍!ほぼ超望遠マクロレンズですw
3.綺麗
そりゃ単焦点ですから。ズイコー最高級レンズ150-400よりも描写力は上回ります(とのことです。使ったこと無いのでスミマセン)
これは作例を挙げていきますので見ていただくほうが早い。
その他作例使用機材:
OM SYSTEM OM-1
OM SYSTEM OM-1 MARK II
M.ZUIKO DIGITAL TELECONVERTER 1.4x MC-14
これらの作例はほんの一部ですが、全て手持ち撮影したものです。中には1.4倍テレコンを装着して撮影したものもありますが、このレンズは5軸シンクロ手ぶれ補正対応なので、テレコン装着して換算840mmの焦点距離であっても長時間安定した手持ち撮影が可能なのです。
このように、本家フルサイズ用ロクヨンのような解像度やボケ感とまではいかないかもしれませんが、このレンズでないと表現できないものもたくさんあるということをぜひ皆さんに知ってもらいたかったのです。コスパの良さで言うと抜群だと個人的には思っています。
10.28追記
今回語った内容について、動画でも詳しく説明をしておりますのでこちらもあわせてご覧いただけたら幸いです🙇♂️
と、前回フォクトレンダーのレンズレビューがしつこかったので、今回はあっさりとこの辺で終わりたいと思います(笑)
それでは、また。
(。・ω・)ノ゙
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