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OM-1 mark IIとM.ZD12-100mmF4PROで紅葉の宮島旅行 / OM SYSTEM

 日本三景のひとつ、宮島。そして世界遺産の嚴島神社。日本人観光客のみならず、世界中から多くの外国人観光客など年間約300万人が訪れる正に「世界的観光地」です。
 そんな世界的観光地が11月の紅葉シーズンを迎えたので、週末を利用して1泊2日の紅葉狩り旅行へ行ってきました🍁

 今回はカメラ遠征ではなく"観光旅行"のため荷物は最小限に収めたかったので、カメラはOM SYSTEM OM-1 mark IIとレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROのみとしました。またOM-1 mark IIには購入時以来パワーバッテリーホルダーを常に装着していますが、今回はできる限り軽量化したかったので外しました。

OM SYSTEM OM-1 MARK II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
35mm判換算値24-200mmという超便利ズーム
今回はお留守番のパワーバッテリーホルダー
地味にかさばる


フェリーから見た大鳥居
宮島の鹿は神の使いとされています


旅行時にOM-1 mark II + M.ZD12-100が良い理由

 一番の理由は、軽量かつ超高性能。これに尽きます。
OM-1 (mark II)の重量は599g、M.ZD12-100の重量は561gの計1160g。この組み合わせだと軽量とは言え少し重めかと思われるかもしれませんが、レンズを1本だけに絞るとなれば最高の組み合わせの一つと考えます。その理由をいくつか挙げていきたいと思います。

  1. 超強力な手ぶれ補正
    OM-1 (mark II)との5軸シンクロ手ぶれ補正時7.5段補正がかかりますので、慌ただしい観光地でサッと撮影するときでも手ブレを気にすること無く素早く撮影できます。ボディ単体8.5段補正よりも、シンクロさせることで数値以上に手ぶれ補正を効かせられます

  2. 幅広い焦点距離
    このレンズ1本で35mm判換算24-200mmをF4通しでカバーできますので、人通りが多く埃っぽい観光地においてレンズ交換をする手間も省け、様々なシチュエーションでも通しF4という明るさで画像ノイズを抑えることができます。しかも最短撮影距離&最大撮影倍率がワイド端で15cm&0.6倍、テレ端45cm&0.45倍というハーフマクロ性能まで兼ね揃えます。めちゃくちゃ便利じゃないですか?

  3. 手持ちハイレゾショット
    OM-1(mark II)はノーマルショットで約2037万画素ですが、12枚を合成する手持ちハイレゾショットを使うことで約5000万画素相当へ引き上げることができます。観光地では風景写真を撮影する場面が多いと思いますので、コンパクトな機材でも高画質で思い出を残すことができます。応用すれば他にも活用できますので、それは後ほどご紹介したいと思います。

  4. 高倍率なのに速いAF
    ズーム比約8.3倍ながらもオートフォーカスが速くて正確なので、撮影スポットなどで順番待ちして急いで撮影しなければいけない状況でも、ピント外しなど撮り逃しを抑え素早く何カットも収めることができます。

  5. 超安心の防塵防滴
    ボディもレンズもIP53の防塵防滴保護等級を有している、言わずと知れたOM SYSTEMのメリットですね。今回訪れた宮島では晴天で空気が乾燥しており砂埃が大量に舞っている状況でした。しかしカメラのスイッチ部やズームリングの隙間などの可動部にも砂埃が入り込むことはなく、表面についた砂埃はエアダスターで簡単に除去できました。また海岸でも潮風を気にすること無く使用できるのもOM SYSTEMの防塵防滴性能の優秀なところです。


SS1/640 f/4 ISO125 焦点距離58mm
被写界深度はF8相当で明るさF4なので、鹿も背景もどちらも鮮明に撮影できます


SS1/1600 f/5.6 ISO200 焦点距離94mm
途中でにわか雨に遭いながら虹を撮影。機材の高倍率ズーム&防塵防滴性能の恩恵を感じました


SS1/5 f/4 ISO200 焦点距離172mm
風が強くてノーマルショットだとブレる枝先も(↓続く)
(↑続き)手持ちハイレゾショットでスタックすることで枝先のブレを軽減するという隠れ技ができます。ついでにスローシャッターによる微ブレも合成して補正してくれています
全体像


SS1/1600 f/4 ISO250 焦点距離70mm
輝度差の大きい半逆光時のダイナミックレンジ
角度調整のトリミングのみ
補正後
明部、暗部の階調もしっかり残っています


SS1/8000 f/7.1 ISO160 焦点距離40mm
ライブGND4 SOFT
夕方のロープウェイ乗り場から見えた彩雲。ド逆光でも階調はしっかり残るように設定しました。


SS10" f/4 ISO320 焦点距離40mm
多少現像で力技を使いましたが、F4でも星景写真も可能です。以下夜景にはトラベル三脚使用


SS1/3 f/4 ISO400 焦点距離34mm
大鳥居のライトアップは照明こそあまり強くないものの、朱色が潰れやすいので階調に気をつけながら設定をしました


SS15" f/4 ISO640 焦点距離28mm
F4でも被写界深度が深いので、ギリギリ星も流れずに撮影できました


SS1/30 f/5.6 ISO100 焦点距離24mm
明け方のグラデーション。
厳島神社は朝6:30から拝観できます。早朝は観光客が少なくて撮影にストレスがありませんね


SS1/125 f/4 ISO500 焦点距離160mm
観光地あるあるの全然逃げない人馴れしたアオサギ。潮が引き切っておらずこれ以上近寄れなかったが、高倍率ズームのお陰でこんなに大きく撮影できました


SS125 f/8 ISO250 焦点距離122mm
鳥撮りとして何やらご利益ありそうなショット


 まだまだ他にもご紹介したい作例もあるのですが、ご覧いただいたようにOM-1 mark IIM.ZD12-100の機能・性能を使いこなすことにより、レンズ交換をしなくとも幅広いシチュエーションで美しく確実な描写に対応してくれます。宿泊を伴う旅行では荷物も大きくなりがちですが、その中でも「わざわざ一眼カメラを持っていく意味」というメリットがこの機材にはあると思います。
 特に今回私が訪れた宮島は、日中になるとどこへ行っても観光客が途切れることがありませんので、そんな中でシャッターチャンスを逃さず高画質に撮影しようと思うとそれなりにスペックを求められてきます。撮り直しをせず滞在時間を有効に使うためにも、この機材の組み合わせは旅行向きだと私は感じていますので、ぜひこの記事をご覧の方も今後の参考にしていただければと思います。





それでは今回はこの辺で

(。・ω・)ノ゙


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