OM SYSTEMと手ブレ補正とノイズ 前編

 今では各メーカー当たり前に備わっている手ブレ補正機能ですが、

なぜOM SYSTEMの手ブレ補正が良いのか

という部分について、前回語ったOM SYSTEMのメリットと合わせながらもう少し掘り下げて語っていこうかなと思います。
 但し、特定の他社製品との比較は致しません。あくまでもOM SYSTEM製品の持つ特長がどういう場面で活躍できるのか、ということを中心に語っていくものとします。

前回お話したおさらい

OM SYSTEMのメリット

①軽量コンパクト
②元来の強力手ブレ補正機能
③ゴミの付着が少ない 

OM SYSTEMのデメリット

●小型センサーのため光を取り込める量が少なく暗い場面ではノイズが出やすい


上記のメリット・デメリットを踏まえた上で話を進めます。


いきなり脱線話

 まずはOM SYSTEMの持つデメリットについてから話していこうかと思いますが、いきなり手ブレ補正とは脱線した話題になってしまいます。一応、後半に続くOM SYSTEMのメリットの説明に繋がる話ではあります。

 そしてこれがまた重要な話でもあることなんですが、個人的にマイクロフォーサーズセンサーにとって「暗さ」は最大の敵だと思っています。

 特に野鳥や野生動物など屋外での動体撮影は明るさとの戦いです。被写体との距離などのシチュエーションやカメラ本体の持つダイナミックレンジなども大きく関係しますが、個人的には動体でISO3200越えるものは画質がザラザラになり過ぎて、SNSなどスマホで見る程度ならまだしも引き伸ばしプリントにはもう耐えられないと感じます。
 しかしこれに関して言えば許容範囲が人によって異なるため線引きは難しい所ではあります。

⬇下の写真はノイズ例です
SS1/10000 f/5.6 ISO5000 -3.0EV
の設定で撮影しております。
事前に現像ソフトで明るさ等調整済み。

ISO5000の画質。ノイズが酷いです
手持ちプロキャプチャ撮影

 ISO5000で動体撮影をした場合、このようなノイズが発生してしまいます。せっかくの良いシーンが撮れてもさすがにコレだと残念ですよね。マイクロフォーサーズ機を諦めてフルサイズ機に移ってしまいたくなる気持ちも分かります…

マイクロフォーサーズセンサーの救世主


そんなマイクロフォーサーズセンサーの敵であるノイズ問題ですが、数年前から救世主となる存在が現れました。
いわゆる「ノイズ除去ソフト」です。
このソフトの登場のおかげで私はマイクロフォーサーズを諦めずに今日まで使用し続けています。マジで。

⬇下はノイズ除去ソフトの使用例です。ぜひ先程載せた上の写真と見比べてみてください。その違いは一目瞭然だと思います。

ノイズ除去ソフトを通すとこんなにも
ノイズが綺麗になりました✨


もう1つ例を見てみましょう。
⬇はさらに暗所で撮影したもので、
SS1/4000 f/4 ISO12800 -2.0EV
の撮影設定にしております。

ノイズ除去ソフトをかけると・・・⬇
ノイズが消えて綺麗になった・・・?
でもよく見ると…

 フルサイズ機の中にはISO102400で撮影しても解像感が残り、綺麗に写すことができるものもあるようですが、マイクロフォーサーズセンサーではその8分の1のISO12800でも、余程近くで撮影しないと細部の解像感が失われてしまい、ノイズ除去ソフトをかけてものっぺりとした仕上がりになってしまいます。
 ⬆の写真は私自身の個人的な感覚で言えばSNSなどのスマホ画面程度で見るくらいなら辛うじて許容できるかな…というところですかね。プリントにはしたくないです😅

 と言うように、マイクロフォーサーズセンサーのデメリットであるノイズに関してはよほど酷いものでなければ解決できる問題になりました。このデメリットが解決できることで、これからのカメラ選びの選択肢が大きく変わる一因にもなります。

いきなり脱線話から始まりましたが、次からは手ブレ補正におけるOM SYSTEMのメリットについて話を戻していきたいと思います。

①軽量コンパクト

 手ブレを抑える簡単な方法は機材を軽くすることです。軽くなればなるほどバランスを保ち易く、同じ姿勢で構え続けられる時間が長くなってきます。
 OM SYSTEMはマイクロフォーサーズセンサーを採用しておりボディもレンズも小型軽量のものが多いので、レンズ交換式カメラの中でも女性やご老人の方なども扱い易いように設計されております。
 ただし、昨今はフルサイズ機などでも軽量化が急速に進んでおり、OM SYSTEMの特長である軽量コンパクトは現在そこまで目立たなくなってきているように感じています。
 しかしOM SYSTEMの強みは軽量コンパクトだけではありません。

②元来の強力手ブレ補正


・・・について語る前に、ちょっと長くなってしまったので、すみませんが前半後半と分けたいと思います。

私自身の性格的にあまり長文にしすぎると長続きしないのです🥹

…と、いうことで続きはまた今度


*-ω-)ノ" ByeBye


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