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脱カメラ初心者への近道

 いつもご覧いただきありがとうございます。SNSでは調子に乗って語っていますが、リアルでは図体がデカいだけで人見知りの口下手なもみじ卍ゅうです。

 今回は脱初心者するために必要なプロセスを実体験を交えて語ろうかと思います。準初心者のクセに偉そうに語りますので予めご理解ご了承をお願いします🙇🏻‍♂️
 
 お話をしていく前にまずこの「カメラ初心者」という定義なんですがちょっと曖昧なんですよね。長年やっていても(謙遜して)自分は万年初心者だと言う方も居ますし、1年未満でも知識豊富でフォトコン入賞するくらい上手い方も居ますので、我こそは初心者だ!(自己申告制)という人は特に今回の記事をご覧いただけたらと思います。

初心者であることを焦らない

 カメラが上手くなる近道って何だろう?って思ったことがある人っていますよね?私もその1人で、何とかして人並みくらいには撮れるようになりたいと躍起になっていた時期がありました。そういった人向けの解説動画やマニュアル本は沢山ありますが、ちゃんとそれを理解して実践するのは結局時間がかかります。
 カメラに慣れてくると忘れがちですが、初心者って思った以上に初心者なので、こちらが分かりやすく説明しているつもりでも初心者には全然理解できていないんですよ。説明を受けて理解したように返事はするけど分かってない事も多いんですよね。
 でも今はネットで調べれば情報が簡単に素早く手に入りますので、言語として理解するのは早くなってるとは思いますが実践はまた別の話です。どんなに知識を詰め込んでも肝心な作品に反映できないとそれはまだまだ初心者のままなんですよね。

撮った枚数だけ上手くなる

 私はカメラを始めた直後から"福山フォトコミュニティ"という写真教室に所属しているんですが、加入当初に他の受講者の人が何気なく言っていた「撮った枚数だけ上手くなる」という言葉が当時私の心に突き刺さり、今でも覚えています。いくらカメラの用語や知識が豊富でもカメラなので撮らなきゃ意味が無い。当たり前のことですね。

 上記の記事でも語っているのですが、私はカメラを始めた当初何のインプットもないどころか取説すら読まずに体でカメラを覚えて行ったタイプの人間です。とにかく訳も分からずテキトーに設定を弄っては撮って見返して全然思っていたように撮れなくてガッカリしてまた撮り直して…、を繰り返していましたので失敗した枚数も相当あります。
 また、前回の記事(ヤマガラを撮り続ける意味)とも繋がるのですが、とにかく毎日のようにカメラを持ち出して撮りまくっていましたので、撮影枚数だけは人一倍撮っていたんじゃないかと思います。そこから日々失敗と反省そしてたまーに撮れる奇跡の1枚に歓喜したりを繰り返していました。
 まだこの段階では理屈や知識がどうこうよりもまず「撮る楽しさ」が先行しているんですよね。自分で言うのもなんですが、これは全然悪いことではないと思います。写真のクオリティは二の次で、とにかく撮る楽しさを覚えてカメラが日常の一部になる、習慣化される途中の段階なんですよ。


感覚を言語化する

 ここで言う言語化とは、なぜこの写真が良い(良くない)と思うのか、と何となく漠然と感じていることを誰かに言葉として説明できるかということです。良い(良くない)写真には必ず理由があります。写真展を見に行ったり、雑誌やネットで素晴らしい作品にたくさん触れて感覚を養うことも大切だと思います。
 構図が良いのか、色合いが良いのか、光の使い方が良いのか、表情が良いのか、物語性を感じさせるのか…など、とにかく自分が感じた通りの言葉で説明すること。その見方が他の人と違っていたとしてもそんなの気にしなくて全然いいです。
 素晴らしいとされる理由を深堀りしていけばいくほど自分自身の視点視野が広がりますし、普段から意識して作品を見ていると撮影する時もその感覚がいつの間にか身についてきていて、無意識に良い構図を見つけたりシャッターチャンスをものにできたりするようになると思います。
 また言語化することで良い点だけでなく、逆に作品に対して良くない点も指摘できるようになりますので、撮影に望むにあたり悪条件を避けられることにも繋がります。
 ここで肝心なのは「あなたの作品はここが悪いよ」と指摘して終わるのではなく、「こうした方がもっといいんじゃないかな」と言えるところまで言語化できるかどうかです。


失敗を恐れていては遠回り

 しかし気をつけなければいけないのは、良い写真を撮ろうと思い過ぎて失敗を恐れることです。失敗は失敗と素直に受け入れるしかありません。失敗を恐れてシャッターを切らないのは勿体ないです。
 初心者が一番簡単にできる撮影上達テクニックはたくさん撮ることです。全部上手くいくなんて有り得ません。失敗なんて気にせず楽しく思うがまま気の向くままとにかく撮ることが第一です。初心者だからこそ今のうちにたくさん失敗して、そこから学んでおくべきなのです。

 とにかく楽しくたくさん撮って、その中から自分のお気に入りの作品を選別して、なぜこの写真を選んだのかを明確に言語化する。選考から外したものも言語化する。失敗も成長の過程なので素直に受け入れ明日の肥やしにする。他の方が撮影した作品も観て審美眼を養う。日々そういうことを繰り返していけば脱初心者はより早くなるのではないでしょうか。

うちの専属モデルです


まとめ

 もう少し語りたいところなんですが、長くなりそうなので今回はこの辺で区切りたいと思います。この続きはまた気が向いたら記事を書こうかな、と。

 でもまあよくあるマンガの主人公設定みたいに、テキトーに感覚だけでやってたら自分にはセンスや素質があってメキメキ上達して1ヶ月であっという間に上級者を追い越した…なんてことはめったにありません。それぞれ陰ながらの努力があるからこそ上手くなるのです。腕もセンスも磨かれて光り輝きますので、たくさんカメラを持ち出して楽しい撮影体験を過ごしてください。


それでは今回もご覧いただきありがとうございました。



(=^ω^)ノ”バイバイ


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