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マイクロフォーサーズ機の世間の評価と現実 / OM SYSTEM

 前回書いた記事がどうやらGoogleにピックアップされていたようで、かつてない閲覧数とフォロワーさん増⤴︎に驚きました。あとOM SYSTEM公式アカウントからもスキを付けてもらたのはビックリしました(笑)
 これを励みにこれからもOM SYSTEMを中心にカメラについて語っていこうかと思っておりますのでぜひ読んでいただければと思います🙇🏻‍♂️

では、今回の本題に入ろうかと思います。

 X(旧Twitter)やインスタで私のことをご存知の方も居るとは思いますが、そうでない方へ改めての自己紹介なのですが、主に私は野鳥を中心とした生き物撮影をメインに写活しております。
 前回の記事にも書きましたが、巷で"入門機"とか"サブ機"とよく言われるOM SYSTEM(旧OLYMPUS)のカメラを使っておりますが、実際使ってみると世間の評価とは違い堂々主役を張れるカメラだということが分かり、今もずっと使い続けております

世間でサブ機と呼ばれるカメラの作例


 OM SYSTEMが持つメリットを駆使してこれまで様々な写真を撮影してきましたので、まずはその一例をご覧いただければと思います。

ヤマガラ
OM-1 + M.ZD 40-150mm F2.8 PRO + MC-14


ミサゴ
OM-1 mark II + M.ZD 300mm F4 IS PRO + MC-14


マダライルカ
OM-1 + M.ZD 12-100mm F4 IS PRO


ルリモンハナバチとハキリバチ
OM-1 + M.ZD 300mmF4 IS PRO


アサギマダラ
OM-1 + PERGEAR 7.5mm F2.8 Fisheye


アカクラゲ
OM-1 mark II + Pana-LEICA 8-18mm F2.8-4.0  


 魚眼レンズ、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズと各種焦点距離の異なるレンズで撮影したマイクロフォーサーズ機の作例を載せてみました。
 前回語った記事の続きにもなりますが、このくらいクリアでシャープで色調豊かに描写をしてくれる為、そのコスパの良さに私は特に焦ってフルサイズを手に入れようとは感じません。(※ある程度RAW現像できる力は必要です)

しかしコスパが良いということは弱点もある訳で


 最初の1台目をあまり深く考えずにOLYMPUS機を選んでしまった(※前回参照)ばかりにずっと使い続けているマイクロフォーサーズ機ですが、今ではそのメリットやデメリットを改めて理解した上で、如何に自分の世界を表現する事ができるかを意識して撮影するようにしています。

 特に暗所など、マイクロフォーサーズは高感度撮影を苦手としていましたが、OM-1に変わってダイナミックレンジの幅が広がり朝日や夕日、夜景などもより美しく表現されるようになりました。

内海大橋(福山市)
OM-1 mark II + EF 35mm F2 + マウントアダプター


朝日と下位蜃気楼
OM-1 mark II + M.ZD 300mm F4 IS PRO + MC-14


天に昇る虹
OM-1 + EF 24-105mm F4L + マウントアダプター


気嵐
OM-1 + M.ZD 12-100mm F4 IS PRO


花火
OM-1 mark II + M.ZD 12-100mm F4 IS PRO


 私が趣味にかけられるお金も潤沢にある訳でもないですし、上を見てもキリが無い訳ですし、OM-1がここまでの描写してくれるならわざわざマウント替えする必要も無いかなと思わせるコスパの良さを感じますね。って言うかむしろ満足ですよ。

何を以って優劣を付けるのか


 あくまで個人的な贔屓目ですが、ネット記事やYouTubeなどのレビュー動画で評価されているほどマイクロフォーサーズって悪い描写には見えないんですよね。
 ネットやSNSにも、この作品をマイクロフォーサーズセンサーのカメラで撮影したのか!?と驚かされるとても素晴らしい作品を撮影されている方も多くいらっしゃいます。もちろん撮影者さん自身の感性や腕前の良さは大前提ですが、画質に関してもセンサーサイズの差を感じさせなくなってきているんですよね。

 でもまあ正直な所、私の周りにもフルサイズ機を所有している人は多いですし沼の底までイッてる人(褒め言葉)も何人もいますので、羨ましくないかと言われたらめちゃくちゃ羨ましいです。
 ぶっちゃけ焦点距離1000mmを超える野鳥撮影や、日の出や日の入り前後などの暗い(ISO3200以上を必要とする)場面での野鳥撮影などは個人的にはフルサイズ機と超望遠単焦点の描写の方がやはり良いと思います。マイクロフォーサーズだと条件を相当選びます。
 しかしそういった「縛り」をかけられたことにより、私の場合はフルサイズに移行するのではなく、今ある機材で撮影できる条件を探したり、その条件で撮りたいモノを模索した結果ヤマガラを変態的に撮るようになったのかも知れないと言えます。

換算600mmなのに最短撮影距離1.4mという
近さはマイクロフォーサーズならではですね
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
最大120fpsで JPEG + RAWでプロキャプチャが
撮影できるのもOM SYSTEMの強みです


 そう思うとカメラにおける優劣というのは、メーカー、グレード、画素数、機能、AF、撮って出しの綺麗さ、見た目、価格、その他にも多く挙げられますし、語り手の主観が大いに反映されやすい部分かもしれませんが、少なくとも単にセンサーサイズだけで優劣を付けられるのは今の時代にはそぐわないと思いますね。
 
 しかしこれからカメラを始める初心者の方にとっては情報が頼りなので、もし仮に動画やネット記事などで"マイクロフォーサーズはセンサーが小さいからダメ"という類いの情報を見てしまい先入観を植え付けられると、何となくそう信じ込んでしまう初心者の方がいるかもしれません。(実際に今もその手の動画はたくさんあります…)

 現在進行形で最新のマイクロフォーサーズ機を使用している私からすると、いつまでそんな賞味期限切れの情報を擦っているのかと声を大にして言いたいですけどね。

 カメラを続けていくと撮りたい被写体も当然変わってくる人もいますでしょうし、必要とする画素数や機能やセンサーサイズなど重要視する部分が変わってくるかと思います。  
 必要なものを具体的にするからこそ、その人それぞれにとってのカメラに対する優劣が生まれてくるのではないでしょうか。

まとめ

 私のカメラの第一歩はコスト重視から踏み出しました。世間の評価は世間の評価として尊重しますが、それを踏まえた上で性能の進化などによりマイクロフォーサーズセンサーの弱点を克服できることも増えました。弱点を乗り越えた先にあるのは私の大好き「良コスパ」があるんです(笑)

 この記事を読んでOM SYSTEMやマイクロフォーサーズについてより良い印象を持ってもらえたり、OM SYSTEMのカメラを使ってみたいなと少しでも思ってもらえたら嬉しいです。


では今回もご覧いただきありがとうございました。


(*^-^)ノByeBye


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