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実践記録 / 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』


2週間前、急になんとなく何かを書いてみたくなり、ここで言語化練習を始めることにした。

いざ始めると、書きたいことがたくさん出てきて、どんどん勢いで書いていたら投稿が14になった。ちょっと頭の休憩がてら、振り返りと、方法論実践の記録を書く。

noteを選んだ理由

始めるのは決めたけれど、じゃあ何を書こうか?とまず考えた。誰かに具体的に何か伝えたいことがあったわけでもないし、誰かに私のことを知ってほしい共感してほしい、という感じともちょっと違う。自分のためだけに自由に書きたい。

やっぱり読書記録か。ここ数ヶ月、気まぐれに、本をのんびり読んでいたのだが、わりと読書が習慣になってきたので、せっかくなら読んだ本のことをどこかに記録したい、とはずっと思っていた。

読書アプリに何冊分か記録をつけてみたが、すぐに飽きてしまい、習慣にすることができなかった。手帳に書いていくという方法も考えたが、基本ズボラな性格なので、人生で一度もまともに日記を続けられた試しがない。実名でのSNSだと、私を知る身近な人に見られていると意識してしまうしなんか恥ずかしい。

noteはたまに読んでいたが、有料記事が多いし、ビジネス向けのプラットフォームだから私には無関係だと思っていた。でもよく見てみたら、読書記録に使っている人や、自分の気持ちを発散するために使っている人もいることが分かり、ビジネスに限らず、もっと好きなように自由に使っていいのだと知った。

誰かに向けて書くわけではないとはいえ、多少他者の目があったほうが、言葉の選び方にも気を遣うし、書くモチベーションにもつながる。誰かのアイデアや方法論を知ることもできる。だから最適ツールかなと思い、とりあえずnoteで書くことを始めてみることにした。

ハウツー本の実践練習がしたい

せっかくなら、感想を書くだけじゃなくて、もっと何か「実践練習」をしたいと思った。だから、読書を通して出会う言葉を入り口に、自分の感情や考えを言語化する練習をしてみようと考えた。

ハウツー本の内容は、読めば分かる。でも「分かる」と「できる」は雲泥の差。私は、実践練習して自分のものにしたいのだ!

実際に書いてみると、意外と難しい。本当に難しい。考えていることと書くことは、イコールではない。書く基本は学校で習ったはずなのに…全然できない。

出典の書き方や、ボキャブラリーの貧弱さなどの細かい課題も見つかったので、それは練習しながら改善していきたい。

書きながら気づくこともたくさんあるし、書く場所ができたことで意識のアンテナが前より鋭くなったような気がする。(まだ2週間しか経ってないけど笑)

留学に向けて英語を頑張って勉強するのではなく、勢いで留学してしまったから嫌でも英語を勉強せざるを得ない、みたいな感じ。すぐにサボりたがる私の場合、強い意思を持とうと頑張るよりも、ある程度の強制力があるほうがいい。(別に何も強制されてはないけど)

まず、自分の感情や感覚、考えを言語化するにあたり、なるべく「論理的」に書くことを意識した。誰かに伝えたいわけではないものの、論理的に書くことが考えを整理する上で大事なのは知っていたし、いつか読み返した時に自分にとっても分かりやすいと思ったからだ。

これまでの投稿も、方法論の本の一部を参考にしながら書いたので、それも一緒に記録しておこうと思う。正しく使えているかは怪しいが、私なりの実践の記録と、今後への改善点を見つけるためだ。

まず参考にしたのは、最近本屋でいつも目立つところに置かれている話題の本。少し前に買って読んだ。付録のワークシートもまじめに記入し、すぐ見返せるように手帳に挟んでいる。


実践:『頭のいい人が話す前に考えていること』 安達裕哉


<第2部 第1章「客観視」の思考法>より、「話が浅くなる3つの理由」を参考にした。

1 根拠が薄い
2 言葉の「意味・定義」をよく考えずに使う
3 成り立ちを知らない

(2023、ダイヤモンド社、p.137)

<第2部 第2章「整理」の思考法>からは、「話を整理するコツ」を参考にした。

①結論から話す
②事実と意見を分ける

付録「話すたび頭がよくなるシート」より


いざ、実践。

実践1 根拠を書く

私の言葉だけを書くのではなく、本に書かれている言葉をそのまま引用することで、それを根拠に自分の感想や意見を書いてみた。

例えば『かもめ食堂』の感想では、「私はみんなが元気で楽しそうに働いている姿が素敵だと思った」とだけ書くのではなく、文中のセリフを引用することで「作者もそういった表現を意図的にしているから」という裏付けを提示したうえで感想を書いた。これは他の投稿でも同じだ。


実践2 言葉の意味・定義に敏感に

Taylor Swiftの歌詞に出てくる"civility"の意味が分からなかったので調べたら「礼儀正しさ」というざっくりした意味しか書いてなかった。でも、対談での彼女の言葉を聞いた感じ、本当にそういう意味で歌ってるのかな?なんかニュアンスがもう少し違うような気がするな、と違和感を抱いた。

他に何か説明しているものはないかと探したら、礼儀正しさ以外の概念もあることを知った。その定義を参考に、さらに色々と考えてみた。

また、最初は何も考えずに変換して「引き替え」という漢字を使ったが、調べたら「引き換え」のほうが意味が合っているのではと思い、タイトルの漢字を修正した。(他にも修正しまくり)

「spell」「言霊」の言葉の意味を調べ、そこからヒントをもらって、芋づる式にあれこれ考えることができた。モヤモヤを言葉にできて楽しかった。

「侮辱」の意味を調べたら、侮辱は意外と身近にあることに気づいた。


実践3 成り立ちを調べる

本には、「成り立ち=経緯や理由、人間に置き換えると"生い立ち"」「成り立ちを知るコツは、語源を調べる、その言葉がどこで広まったかを調べる」と書いてあった。これはまだあまり実践できていない。今後の課題。

実践4 結論から話す

まず、『SLAM DUNK』にまんまとハマった、とシンプルに結論から書いてみた。

この投稿でも、まずシンプルに「藤井風の曲が大好きだ」とはじめに書いた。


実践5 事実と意見を分ける

これは実践1の根拠とつながる気がするが、「事実=本に書かれていること、出版年や出来事など客観的に証明できること」「意見=筆者が伝えたい意図とは違うかもしれないが、私はこう解釈した・感じた」と区別することを意識した。これはどの投稿も共通。

下記を書いたときは、相手の本当の気持ちまでは断言できないのでそこは書かず、「その人がこういう態度だったから私はこう感じた」と書くようにした。


とにかく練習あるのみ

ハリポタの投稿でも書いたが、型やコツを知るためにインプットを続けることと、あとはとにかくアウトプットをして練習あるのみ。


導いてくれる先生がいないので、本当に本に書いてある通りの適切な方法で実践できているかは分からない。でも、とにかくこんな感じで少しずつ取り入れながら愚直にやってみようと思う。

もし今後書くことを継続できたとして(途中で飽きて終わる可能性もある)、いつか振り返ったときに「うわ、全然違う解釈しちゃってるよ…使い方違うよ〜」と思ってしまうことも十分あり得るが、それもまた、成長を実感するモノサシになるし、それもそれで良しとしよう。


まぁ、そんな感じ。
年末年始はボケーっとしたいし、のんびりお雑煮食べたいし、書くのは休もっかな。

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