映画 燃ゆる女の肖像(Portrait de la jeune fille en feu)
製作年 2019年
製作国 フランス
上映時間 122分
PG12
監督 セリーヌ・シアマ
出演
ノエミ・メルラン
アデル・エネル
ルアナ・バイラミ
新世代のLGBT映画として高く評価され、カンヌ国際映画祭脚本賞とクィア・パルム賞受賞作品。
1770年、女性画家マリアンヌは、ブルターニュ地方の孤島にある伯爵の屋敷を訪れます。
ミラノの縁談相手に贈る、伯爵令嬢エロイーズの肖像画を描くための滞在。
依頼主はエロイーズの母である伯爵夫人。
結婚を望まない令嬢エロイーズに、マリアンヌは画家であることを隠し、散歩の付き添いを始めるのですが…。
肖像画は、マリアンヌと同世代、現代の女性アーティストが古典技法で仕上げたそうで、絵画制作のプロセスも映し出されています。
舞台となった伯爵の屋敷は、ブルターニュ地方の孤島に実在する、古い城が使用されたそうです。
主な登場人物は、伯爵夫人、伯爵令嬢、女性画家、メイドの女性4人。
脇役になることが多い「メイド」ですが、この映画では存在感が異なりました。
特に台所のシーンは、まるで絵画の中の人物が動いているかのようです。
夜に集い、焚き火を囲んだ島の女性達が歌う声にも圧倒されました。