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映画『魁!!クロマティ高校THE★MOVIE』感想(2005年07月23日記述)

※この記事は、過去に私のmixiで書いたレビューを転載したものです。記述内容や感想は当時のものになります。ご了承ください。

ネタバレ有りです。

パンフレット・紙うちわ・Tシャツ



 いやあ、まずまず期待通りの馬鹿映画でした。

いい意味でゴミみたいな映画(笑。


 思った以上にオリジナル要素が多くて途中どこにいくか不安になりましたが、結局ちゃんとクロ高でした。
 あのボケからつっこみ(もしくは超ロングショットで放置)への「リズム」は、まぎれもなく。

 アニメはアニメで素晴らしかったんですが、実写版の破壊力は、

「大の大人が、ものすごく必死に馬鹿やってる」

「うわ、まじでこんなもの作っちまいやがった」

てな感じの実在感につきますね。
 実際の学校にフレディがのっしのっしと歩き回ったり、安っぽいUFOが飛び回ったりするのは、 筆舌にしがたい面白みがあります。馬とか。

 あと、見事なキャスティング。

無駄に豪華。

 フレディの渡辺裕之がまず最高。ちゃんと役割を心得て演技してるのに感激。
 主役の三人はイメージ通りだし、竹之内役の高山善廣は演技はアレでも存在感十分。
 板尾は脚本に参加してるだけあって、美味しいとこ持ってくし。 思った以上に出番も多いし。
 プータンエンケンさんと高知東生とか、阿藤快とか、声だけ出演の武田真治とか、よくひきうけたなぁ。
 でもやっぱりメカ沢の声は、アニメ版の若本さんでいってほしかったなぁ。
 武田真治だと、あの独特のたのもしさが出てない。せっかくβをかないみかでいってるんだし。

小林清志(宇宙猿人ゴリ)ですら出てるのにー。


 ああ、あと破壊王が出てるシーンでは、笑うと同時にちょっとほろりとしたり。


 内容については、ショートコント集をうまいこと1時間半にまとめた感じなので、言うだけ野暮というか。
 細かいパロディーが多いのが、原作との最大の違いかな。
 まさか、あそこでアイアンジャイアントが出てくるとは思わなかった。(笑

 けして大爆笑はないんですが、始終にやにやしっぱなしでした。
 まあ、私は大満足ですが、オススメできる人が限られるなぁ。
怒っちゃうヒトもいそう。

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