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『映画クレヨンしんちゃん 超時空 嵐を呼ぶオラの花嫁』感想(2010年04月24日記述)
※この記事は、過去に個人サイトのブログに掲載していたものを転載したものです。記述内容や感想は当時のものになります。ご了承ください。
『クレヨンしんちゃん 超時空 嵐を呼ぶオラの花嫁』を見てきました!
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クレしん映画はここ数年低迷気味(あくまで個人の感想です)でしたが、『キンポコの勇者』で原点回帰を狙い(上手くはいかなかった)、『おたけべ!カスカベ野生王国』でかなりいい感じに復帰してきたと思ってたので、こちらは楽しめそうだと思って…。
結果を先に言えば、
惜しい…、かなり惜しいけど…。面白くない…。
おもしろくなる要素・ファン的に美味しい要素がこれでもかとばかりたくさんあるのに、とにかく致命的にテンポが悪い。
これは演出のせい?監督・演出は去年と同じなのになぁ…。
思えば今回の『しんちゃん』は、おなじみのキャラクターの未来の姿というモチーフで、個々のパーツとしてはファンの描いた同人誌(もしくはファンの妄想)的なおもしろさがあったわけだけど、なんでここまで美味しい素材を台無しに料理できるのかと悲しくなりました。
ヒロインにくぎゅを出しとけばいいってもんじゃないぞ!タミさんかわいかったけど。
なんというかですね、おもしろいネタがたくさん思いついたのはいいけど(つか、未来世界のしんちゃんってお題なら誰でもいろいろ妄想できると思うw)、上手くしぼりきれてないっていう印象でした。
クレしん映画はもっとシンプルかつおバカでいいのに。
そういや同じスタッフの『おたけべ!』も、途中まではシンプルでおもしろかったのに、終盤の敵組織の陰謀が明らかになるあたりで理屈がすぎて失速してぐだぐだ…という印象でしたが、今回はそれが序盤からという感じでした。
繰り返しますが、個々の要素はすごくいいものが多いんですよ!本当にもったいない。
とくに大人になったひまわりの登場の美味しさは格別でした。
未来の大人のカスカベ防衛隊達と、ご本人同士の対面とかも、ネタ的には最高なのになぁ。