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辛いなら遠くの誰かのせいにしたっていい
他責より自責思考と言われるけど、人のせいにして自分の感情をコントロールできるなら採用してみようと思った。
食に関して我が子は触感・嗅覚・味覚ともに敏感で、かつ外見ファーストである。
食べられるものは少しずつ増えているけど相変わらず食べ物に対する拒否反応がある。
普通にスーパー、コンビニで手に入る一般的な食べ物でさえ、彼にとっては未知で得体の知れない食べ物と判断されNGとなる。
例えば、弁当や惣菜系、ハムやベーコンなどの加工食品、パン、麺類、お菓子
ネット上から拾った高評価のレシピで作った料理もダメ。これは毎回同じように作れない私の料理スキルも大いに関係している。
とにかくあらゆるモノが該当する。
ずっとこのまま変わらないことはないはずだけど彼の将来が心配になる。
だから息子のレパートリーを増やしてあげたいと思うし、私としてもそのほうが食事作りが楽になる。
新しい食べ物を開拓するために、スーパーで食べたことのないものを買う。
だけど9割方NGとなる。
「うぇ、まずそう…」
「汚い、きもい」
「いらない」
「食べたくない」
「変な色、気持ち悪い」
「臭い」
「吐きそう…」
年齢が上がるにつれ、試しにひと口食べてくれるようになって成功する確率も上がったものの、ネガティブワードが連発する。
あまりに受け付けなかったものは吐き出してしまう。
その一連の行動を見ると毎回げんなりし、怒りが沸いてくる。
何でも食べる子をもつお母さんが羨ましいとひがみ、感情的になり「もういい!」と言い放つ。私も母親に何度と言われて傷ついたはずなのに、ついこの一撃を浴びせてしまう。
数ある商品の中から、この商品を選んだ自分が悪い。試しても試してもハズレばかり引いてしまうのは私が我が子の特徴を理解できていないからだ。他のお母さんはできているのに…とダメ出しの連続。
こっちの思い通りにならなかったことに落胆し苛立ち、周りと比較して自分を責め、うちの子は育てにくいと感じネガティブになる。
とても良くない流れなのはわかる。
それならいっそのこと、プロや食品メーカーさんの責任にしてしまってはどうだろうと思った。
経験を積んだ職人の味、料理アプリや料理家さんの高評価レシピ、メーカーの人が研究を繰り返してたどり着いた傑作の商品でさえも食べないのだからしょうがないんだ。
私が悪いんじゃないんだと。
人に責任を押しつけても子どもが食べられるようになるわけではない。
それでも間接的に誰かのせいにして自分の怒りを制御できるならアリだろう。
それも込みの販売価格なんだと。