鎌倉殿の13人『第16回 伝説の幕開け』感想
司馬遼太郎さんの『義経』と並べて鑑賞してます。色々な方向から見るのは楽しいですが、小説もドラマも創作だから違うのは当然だし、作者によって重点に置くところは違うから並べるのが難しくなることも出てきました😅そもそも主人公が違うんだから…😅
今回は義仲の討伐から鵯越までと『義経』にすると4章くらいの話がギュッとなってました。
三谷幸喜さんは頼朝が生きてる間はドラマのエピローグにすぎないとおっしゃってたそうなのでまだまだこれからなのですね!
1 源義仲
最後までかっこよかった。大河を見るまで、義仲がおさめたら都は荒れて…、義仲軍の略奪行為はひどくて…、田舎者…。そんなイメージでした。『義経』でもどちらかというとそちら寄り…。三谷さんは新しい義仲像をつくられたのかと思ってましたが、紀行で芭蕉の話が出てきました。
本人の遺言で、義仲のお墓のとなりに埋葬された松尾芭蕉。すごいな。どんなけ好きなん?私、歴史上の人物でこの人の隣に埋めてくれとまで言える人はまだ見つけられない…。と大変気になりました。そして江戸時代にそんなに慕う人がいたということは三谷さんは別に新しい義仲像を作ったわけではないのか?
多分、頼朝、朝廷から見たイメージが私の中では強かったのでしょうね。歴史でも何でもやっぱり一面から見てはだめなんだなと再認しました😳
そしてチョクチョクドラマの後の紀行について書いてますが、あれ面白いですね😁
2 鎌倉時代
今までのイメージと違うといえば義経像。ダークな描かれ方は今までの義経一なのではと言われてます。『義経』でもそこまで貴公子感はないですが、ドラマほどダークではないかな?
ドラマの世界なので毎回楽しませてもらってますが、やっぱり鎌倉時代って行きたいとは思わないです。結構すぐ殺されるし、戦ばかりやし、よくわからんお坊さんはいっぱいいるし…。
三谷幸喜さんも鎌倉時代は恐ろしい時代なのでコメディ感がないとなかなか楽しめない…っぽいことをおっしゃってたような。義時の時代になるとかわるのか?まだ平家も倒れてないし、『伝説の幕開け』になったところですもんね。やっぱりまだまだです😁