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『夏の終り』。

(かなり人に自慢できるくらい酷いらしい)不整脈を整える薬と、血圧を抑える薬を毎朝飲んでいる。
それらは最大限3か月分出してもらえるので、季節に一度(「家」のある)**市に行けばいいのだが、そして、薬が無くなってきたから今日の午前中に行くべきなのだけど、なんか寒いし、行動を起こす元気が出ない朝の8時半です…。(今はシーツを洗濯中。)

ちなみに、心療内科の薬(睡眠導入剤?)は最大2か月分。
本当はひと月分なんだけど、日に2錠飲むことにし、本当は毎日1錠ずつ飲んでるから、結果2か月分をもらっている。「緩い」薬だけれど、それでも、まとめて飲むとあまりよろしくはないかららしい。
そちらは、次に診察を受けに行くのは今月27日。いつもは行き当たりばったりで急遽予約を入れるんだけれど、今回は珍しく事前に、と言うか前回行った2か月前に予約を入れた。息子の音楽会や誕生日が終わったタイミングなので、何らかの「動き」があることに(淡い)期待(?)を寄せて。(苦笑)

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ところで。
一昨日だったか、仕事中(パソコンを触っている最中)に、初めて、「ポップアップ」って言うんですか? パソコン画面の右下から記事が飛び出してきて、瀬戸内寂聴さんの死を知った。
学生時代、だから、今から約30年ほど前に、泉鏡花文学賞の受賞式典で初めて彼女を見た。彼女は選考委員でプレゼンター。受賞者は鷺沢萠氏と島田雅彦氏だった。ふたりの間で、
「美男美女に挟まれて、今日は本当に幸せ♪」
ととろけるような笑顔だった寂聴氏のことを今も良く覚えている。(鷺沢萠氏はすでに若くして亡くなってしまった。自殺と言われている。)

訃報を見て、瞬間、「瀬戸内晴美」時代の『夏の終り』が読みたくなってAmazonで検索すると、中古で百円くらいで出ていたのだが、職場のパソコンから買うこともできず、夜、帰宅後に家のパソコンから買おうとすると、数千円に値上がりをしていた。しまった…。(涙)

それをモチーフにしているのが、竹内銃一郎氏戯曲「恋愛日記」である。これも、もう一度読みたいな。

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訃報と言えば、すっかり書くタイミングを失ってしまったのだが、今年の5月に亡くなった河合雅雄氏は篠山の人で、私は一度彼の家を訪ねたことがある。私と、彼と、彼の奥さまと、3人で、たぶん1時間以上話をさせていただいた。10年ほど前の話である。お話は非常に面白く、かくしゃくとしてらして、私としては興奮しっぱなし、血圧上がりっぱなしの時間だった。

すでに亡くなっていた弟の隼雄さんとは、静岡で行われた彼の講演会で、なぜか一般客が使用するトイレでお隣となり、
「私、篠山から来たんですよ!」
と言うと、
「ひゅー!」
って感じの高音で応えられ、手を洗う前にハグをされた思い出がある。

雅雄さんのお宅では、
(絶対に「雅雄」さんと「隼雄」さんの名前を間違えてはいけない…!)
と、ずっと緊張をしていたのだが、最後の最後で油断をしてしまい、
「ところで、亡くなられた雅雄さんですが…」
と言ってしまい、
「雅雄はボクだけど…」
と(笑って?)言われたことが懐かしい。本当に本当にゴメンナサイ。

瀬戸内寂聴氏、河合雅雄さん、(亡くなられてすでに10年以上が経ちますが)隼雄さん。ご冥福をお祈りします。