雪月花黙示録(著:恩田陸)【これが世界初の体験型「読書紹介」だ】
本棚からの発掘本。
弟が買ったらしい。
恩田陸と言えば文学系の作家の先生である。
しかし今作は異色のラノベ志向。
え?
ラノベ作家が文学系に転向した話は聞くけど、
逆は珍しいなあ。
しかもラノベといっても、
なんかふた昔前の90年代みたいなノリ。
ううううううむ。
なんか、刀を持った女子高生がバトルって、
そこで彼女に片思いの金持ちのボンボンが、
アホな敵として出てきて、
そんでお家の事情で戦ったりしながら、
日本分断されてたり、
ラノベファンタジーをしてます。
これは厳しい・・・とか思ってたら、
ちゃんと文学してた。
少しだけネタバレしよう。
メタフィクションである。
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最後の方になって、
あ。そういうことなのね。
すべては、これを書きたいが故の、
実験文学だったというわけね。
ということで、巨匠の実験作という枠です。
そういうのに興味がある方には趣深いかも。
でも、実験以上の意味はない感じだったし、
「私、なんでも作れます」という巨匠の筆休めだった気もする。
そしてこういう本を買ったまま忘れている弟。
本棚には知られざる収穫も多い。
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