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無限のリヴァイアス(1999年)【宇宙は暗黒のアニメ感想に満たされた。少年少女たちはいま!】

21世紀初頭の名作。
これまで回避してきたけど、
あらゆる他の記事にちょこっとづつ出てしまうので、
やっぱり自分の中で残っているものがあるんだな。

ということで20年前の作品ですが、
わずかに紹介。

****

時は太陽系時代。

太陽系の下半分は黒い雲に覆われている。
宇宙飛行パイロットクルーの卵たちを訓練する施設が、
何者かに襲撃され、
たまたま泊めてあった試験船に乗り込んで脱出。
子どもたちだけで。

この辺、15少年漂流記からバイファムなどの、
日本アニメの過去作品からインスパイアされています。
大人なしで子どもだけでやるってのがね。

がしかし、新型船には謎の少女型AI(ふしぎちゃん系)と、


圧倒的な遠隔攻撃システムが搭載され、

なぜか謎の軍艦が次から次へと襲撃してくる。
(こいつらにも遠隔攻撃システムがある)

いったい何者なんだ?

こうなったらマクロスみたいに単独で逃げ切るしかないのだ。
攻め来る敵艦は撃破するしかないのだ!

そして太陽系の下半分は黒い雲に覆われているので、
そこに潜って潜水艦戦を戦う!
宇宙潜水艦戦だ!!

発想の勝利よ。

そして宇宙クルーの卵たちとは言え、
まだまだあらゆる面で未熟。

不良たちのクーデターが起きたり、
あるいは第3勢力のクーデターが起きたりと、

群像劇的なドラマまで繰り広げられる。
この点、プロの兵士たちではない少年少女たち。
烏合の衆としても集団の脆さがドラマに味を出していきます。

・・・という感じのお話ですが。

↑ お試し第1話。

****

社会要素のある群像劇的な作品なのですが、
人間の社会ってのはグロイですねエ。

そういう社会の黒さを観たくない人は、
止めた方がいいかも。

逆にバットマンとジョーカーの対決のように、
性悪説を通り越して、名も無き人間たちが心を合わせる。
そういう集団の心が一致する魔の時間を観たい人には、

ありかもね。

(そういうシーンがあるのです)

この辺から15少年漂流記的な作品がまた流行り始めた気がする。
ゼーガペインもこの流れ辺りであったな。

↑ 自分の過去記事があるのに。それを載せないで他の人の記事を載せてしまった。自分の過去記事検索機能ってないのかな?

↑ あったこれだ。


それはともかくですね。
人間ドラマが話題になったので、この系は一世を風靡したのですが。
同じような作品の後続がパッとしない感じがしたのです。
自分の中では。

彼方のアストラとか

↑ これは未視聴だよー!

私としては、
うーん。流行った作品の後追いってどうよ!
それに群像劇ってパターンが決まってくるような気がするんだよなあ。
よほど設定にひねりを入れないと。

名作なのは疑いなし。
しかし、私はあえての距離を取っていたのだ。
なんとなく「あの丘を越えろ」の丘みたいな感じなのだ。
(そういう私はかたつむり~♪)


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