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フリードリヒ大王の歩兵 鉄の意志と不屈の陸軍 オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ(著:フィリップ・ヘイソーンスウェイト)【読書感想文、前進せよ】

ヨーロッパが誇る戦争の天才のひとり。
プロイセン戦闘王国の大王、フリードリヒ2世の兵隊たちの。
軍装をイラスト紹介してくれる本。

フリードリヒ2世は後世の戦争の天才たちから愛されたり、
特に決して名前を出してはいけないあの男から、
「俺もここから奇跡を吹かせるぜ」とか思慕されてしまったり、

果ては大王も親に虐待されてたり、
虐待の連鎖でミソジニーやったら、
隣国の女王たちに袋叩きにされたり、


今回はそういう歴史エピは全カットで、
ひたすらプロイセン軍の制服を追いかけていきます。

ロココの時代ですから、軍服はまあ、ドレスです。
しかも部隊ごとに連隊カラーが違い、あっちは緑、こっちはピンク。
模様も、こっちはただの幾何学的な模様、こっちはボタニカル。
派手~。
派手~。

(あの、恥ずかしくないですか?)
みんなでやれば恥ずかしくないんだよ。それが制服なんだよ!

*:この会話は関係ないですけど。

そしてプロイセン軍と言えば、
プルシアンブルーです。
これはプロイセン軍で使っていた色だから、プルシアンブルーと呼ばれていたのですね。
ちなみに20世紀初頭には廃止されているので、いわゆるドイツ軍の戦争映画とかにはまったく出てきません。

ちなみにプルシアンブルーは薬にもなります。
放射性セシウムやタリウムの解毒剤です。
飲むと出すものがブルーレット置くだけになります。
な、なぜここからブルーレット置くだけが出てくるんだ?
(科学はすべてを解決するで、くられ先生がやってた)

ド派手なカラーリングで、見ているだけで楽しいので良かったのですが。

こういう派手な軍服は、どの部隊がどこに来ているか。
というのが部外者から丸わかりなので、現代では部隊ごとに個性というのは、持たせないようにしています。

またこの時代の軍隊は、貴族のお殿様が私費でそろえるもので、
このお殿様のことを「大佐」と呼ぶわけですが、
まあ、いざ鎌倉、という時にそれぞれの「大佐」が自領の部隊で駆けつける方式なわけです。

なので、こういう部隊ごとにカラーリングが微妙に違うんですね。
でも全体としてプルシアンブルーにしろ。というお達しはあったのです。

姉妹本でオーストリア軍の制服集もあり。
こっちは白だ。

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#フリードリヒ大王の軍隊 #プルシアンブルー  
#アビアラフランセーズ #軍装 #昔の衣装 #フランス革命前  

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