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スターシップオペレーターズ(2005年)【打ち切りアニメはなぜ打ち切られてしまったのだろうか?今回はまさかの考察回?これもアニメ感想なのdeath!】

売れなかったアニメはどこが悪かったのだろうか?
今回は私がちょっとだけ好きだった打ち切りアニメを紹介します。
2005年の作品。
なんせ打ち切りなので、観るのはオススメしません。
中途半端だし。

どれくらい打ち切りかというと、ED曲で背景だけ映る男性がいるんだけど、この人がそもそも存在すら作中に出てきません。
キャラ名だけでも発表してくれよー。

何かの公式が残っていてOPとED曲が聴けます。良い曲なのに。

原作はグループSNEと水野良。あの「ロードス島戦記」の原作者です。
有名原作者だし、間違いないやろ、と思ったら盛大にこけましたね。
時代は変わってしまったのか・・・???

ちなみにラノベ版もありますが、これも打ち切りです。
しかも打ち切り回すらないそうです。
俺たちの戦いはこれからだすらないぞ。ジャンプは優しかった!

まずどんなシナリオアウトラインだったのか、概要を説明します。

宇宙時代、惑星国家キビは、護衛艦わずか3隻しか持たない小国でした。
ただ3番目の新型艦アマテラスは、宇宙をざわめかせた最新鋭艦です。

しかしヘンリエッタ惑星国家連合(通商“王国”)によって突如、侵略を受けます。
名称からしておそらく社会主義国系の独裁国家だと思われますが。
惑星国家キビは、実質上、最初の一撃で降伏します。
演習航海中だった最新鋭艦アマテラスを残して。

そしてアマテラスに乗り込む士官候補生たちは、銀河ネットワークとかいうテレビ局の取材を受けながら、単艦、強大な王国との戦いの航海に出ていく。
王国は戦闘艦22隻くらいだったかな? 22対1です。

ちなみにこの時代の覇権国家、地球連合は総兵力50隻。
地球から見ると、王国は目障りな相手ですね。
なので裏で主人公たちを助けてはくれます

それぞれの艦船は特殊兵装があって、その必殺技で決めるような戦闘様式でしたね。

コンセプトはこんな感じ。
では問題点らしきものを挙げてみます。

まず第73期とかいうわかる人にはわかる数字を出しておきながら、ミリオタ受けが悪かったこと。ミリタリー好きな人から観てリアリティがなかったそうです。
そうだったっけ? そんな風には観てなかったけど。

ネットの評判によると、まず主人公たちの服装が、軍装らしくない。
これは明らかにファンタジー系の服装です。違和感。
まあ、これは確かに感じたけど。

あと、ノリが軽い。士官候補生つまり大学生くらいが頑張って抵抗するという話にリアリティを感じなかったとか。
え。そんなこと言ったら、アニメ系は割とぜんぶ無理じゃない?
そんなことないのかな?

後は展開が遅すぎた。
3話切りのエピソードがあるくらいです。この時代の視聴者もすでにして見切りが速くなっていたのかもしれません。展開が遅すぎると視聴者が逃げてしまう。
これは、アリだなと感じました。

「ロードス島」の経験からしても、もう少しスローテンポで話を煮詰めていきたい、とは思っていたかもしれません。
(いや、ロードスって割とテンポ速くなかったっけ?)
ただ「ロードス島」の成功は、当時の世代がファンタジーゲーム慣れしてたことです。

スタオペには、時代の追い風はまったくありませんでした。
ただちょっと前に「無限のリヴァイアス」がヒットしたので、その後追いを狙ったんでしょうね。

うーん。
全13話で結末にたどり着けなかったところを観ると、やはり相当なスローテンポだったと思います。13話あったら大抵の話は一区切りつきますからね。
それともそう思うのは、そんな時代の作品ばかりを観ているからなのか。
人口規模が多い国はいまだに全50話とかいう大河を作ってたりするみたいですからね。

作品のテンポが、いちばん重大な要素だったというのが、個人的な結論です。
皆さんはどう思われましたか?

リビルドしてほしいな。とは思うけど無理なんでしょうね。

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