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手紙は憶えている(2015年)【私が映画紹介だ。私の使命はとある映画を紹介することだが、私はその映画の中で誰が犯人だったのか? 今でも探しているのだ】
ホロコーストネタで、ナチ戦犯ミステリー。
まさかの叙述トリックミステリー。
まさかのミステリーかよっ!
ユダヤ人プロデューサーがお金を出してくれるので、
お題にのっとって映画を作る人たちがいるのですが、
まれにその中に化け物がいます。
そうです。隠れた名作です。
まず主人公のおじいちゃんは老人ホームのボケたじいちゃんです。
毎週、妻が死んでることを忘れており、
教えられるたびに落胆しますが、また忘れます。
しかし彼には友人がいます。
「奥さんが死んだら、俺との約束を実行してくれるって言ったよな」
ボケたジーちゃんには、わからんのですが、
貴重な親友なので、言うことを聞きます。
なんとボケたオジーちゃんはアウシュビッツの生き残りで、
自分たちを苦しめたナチ戦犯を探す旅に出るのです。
そいつは、ルディ・コランダーという偽名を使っているらしいのですが、
まあ同姓同名の人物が4人いるので、総当たりで調べていくのですね。
現地に行きます。
がしかし、そこはボケてるので、毎度、自分が何やってるか忘れます。
そうです。
メメントのノリなんですよ。
そのたんびに親友が電話とかで、あるいは手紙を持たせて、
その手紙を誰かに読んでもらったりして使命を思い出すのですが。
ここまで来ると、察しの良い人にはもうお分かりかと思いますが。
ミステリとか分類されてない映画ジャンルなので、
完全に不意打ちを食らう系のミステリでした。
まあ私がここでバラしてるわけですが・・・
い、いや、バラしてないですよ。
私は旅行系の作品だと思って観たんですよね。
ホロコーストネタにかこつけて、
欧州のあっちこっちを観光させてくれる映画なんだろなと。
まあ、ミステリとわかってても楽しめると思いますのです。
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