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アイアンスカイ(2012年:フィンランド映画)【説明しよう。この映画感想は99式円盤型宇宙乾燥機の説明である。まずはこのドラム部分に乗り込む。そう君がだ。やってみたまえ】

アイアンスカイって、正式に映画感想したことないような気がするで、
干からびる前にやってみんしょい。

まず。
アイアンスカイというのは、
ナチスドイツがUFOを作っていた世界線であり、
月面に亡命ナチスを作って生き延びていたという世界である。

月面なのか。南極なのか。
それで、オカルト筋は意見が分かれるのだが、
とりあえず本作は月面スタンスで行く。

そんなこんなで、月面で勢力を回復させたナチスが地球に攻めてくるという、おったまげSF宇宙戦争コメディ。

しかもこの元ネタを発表して、クラファンで資金を稼いだ。
ちな2作目もあるがさっぱり売れなかった。
(火星にはソ連の残党がいるという終わりだったけど、結局は描かれずじまい)

まあいい。
基本、不条理コメディ的なお話なので、
あまりすごい話を期待すると挫折感を味わう。
まあまあ、B級SFだと覚悟してみてほしい。

***

途中にいろいろとクセのある皮肉が仕込まれている。

「あんなに長い映画だったのね」
「ああ、編集が甘いな。長すぎる」

チャップリンの独裁者が、味のあるコントネタとして採用されちゃう。
本筋と関係ないのだが笑える。

「もう、国際法違反の宇宙船を持ってない国はどこ?」

フィンランド代表、手をこっそり上げる。

そうそう、黒人のアメリカ宇宙飛行士と、
月面ナチスの美女が、このお話の主人公というか、
狂言回しなんである。
当然ながら月面ナチスは人種差別主義なので、
黒人宇宙飛行士は改造されて白くなってしまう。
こ、これがホワイトウォッシュだっ。
まさに鬼畜の所業よ。((笑))

こうやって国際常識を学んでいくんだ。

まあ、そんなこんなで、
これを期待して観ちゃうと、

というか私は期待値上げ過ぎて、魂が少し闇金回収されたようになったので。

ほんとB級SFとして視聴してください。B級ですから。
忠告はしましたよ。

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