アップサイドダウン重力の恋人【帰ってきたぞ映画感想!】(2012年フランス・カナダ共同制作)
逆さまのパテマと同じネタで、今度は外国映画に話を飛ばしてみましょう。
はい、フランス人(カナダ人)が逆パテと同じ話を作るとこんな感じになります。
シンクロニシティでしょうか?
この手の映画でお互いにパクりあうなんて、効率が悪すぎると思うので、
本当に同時に思いついて、お互いに知らないまま勝手に作ったのでしょう。
(もしかしたら先行する何か別の作品を同時に観たのかもしれない)
皆さんも「天地逆転」ネタで一本、書いてみるのはどうでしょうか?
こちらもやはり((脳みそ空っぽ))で見れる作品となっております。
完全なるエンタメ。思想的に複雑なテーマは入っていません。
ただこちらでは、片方の世界は貧困、もう片方の世界は富裕、という格差の問題が入ってきます。主人公の青年はもちろん貧しい側です。
さらに相手側世界の物質を身に着けることで、反対側の世界へ移動することもできます。相手側世界の物質は上に向かって落ちていこうとする性質がありますからね。
「逆パテ」ではそんな技術っぽい話は見かけませんでしたね。
「上に落ちる物質」を手に入れた青年は、向こう側の世界に落ちてしまった(向こう側世界の、つまり富裕世界出身の)恋人を探すために旅立つ、という感じの話です。
同時に貧しい世界を放置しておくのはおかしい! という感じで話の転回が入っていきます。
内容はこんくらいにして。
天地逆転ネタは、いかにもビジュアルで見せるための発想、です。
映画やアニメ、マンガという視覚に訴えかける芸術で最大の効果を発揮するでしょう。文学とかは向かないかもしれません。やり方次第?
そのせいか、アイデアが先行しすぎて、脚本の鋭さが感じられなかった、というのが二つの作品における共通した性格だったと思います。
例えば「マトリックス」シリーズなんかは、アイデアも脚本もとんがってましたが。そういうのはないです。
ゆえにせっかくのアイデアも、記憶には残りづらい印象を受けました。
私も二つの作品のあらすじを、正直あんまり覚えていません。
まあ、でも、エンタメなので。
深く考えてはダメです。
今回もネタバレを紹介しておきますね。