炎立つ(著:高橋克彦)【あちちっ。読書感想文、炎上!】
奥州藤原氏。
北の王国の勃興秘話。
この原作を元に大河ドラマ化された。
貧乏貴族の息子。藤原経清(つねきよ)
朝廷の命で奥州にやってくるも、現地の娘、ゆうに惚れてしまう。
そのゆうの兄が、
安倍貞任(さだとう)
理不尽な役人の言いがかりについに怒りを爆発させ、
前九年の役が始まる。
経清も義理の兄、貞任の側に立って死闘する。
定められた使命をすて、自分の心に従う青春の日々。
だが衆寡は敵せず。
貞任と経清は無惨な最後を遂げ、
ゆうと経清の息子、清衡に物語は受け継がれる。
安倍氏滅亡の後、裏切った清原氏の嫁となったゆう。
ゆうの心の中には、まだ経清がいるが、生き残りをかけた政略結婚ゆえ、仕方なかった。
おかげで清衡も一族として認められていた。
が、大志を忘れたわけではなかった。
ついに青年の日に決起して、父や叔父の宿願を叶える日がやってくる。
後三年の役である。
これって・・・・
ファイアーエンブレムだよっ!
↑ 特にこれ。
まあファイアーエンブレムって昔のタクティカルシュミゲーがあって、
(もう知らない人が多そうだけど)
よくあるテンプレ英雄譚なんだけど、
炎立つもよくある大河なんだぜ。
でもパターンの話って、いつの時代も一定の需要と人気がある。
父世代の無念を子の代で晴らす。
こういうのは気分爽快大河エンタメ王道なんだよね。
やっぱり王朝の勃興期というのはロマンがあるよなあ。
でも時代的に言うと、
ファイアーエンブレムが、炎立つにインスパイアされたのかもしれない。
流れが、炎立つ → ファイアーエンブレムだ。
こうして奥州藤原氏が爆誕したのだった。
私は、分冊5巻の単行本バージョンで読みました。
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