魔法少女隊アルス(2004年)【みんなが幸せになれる魔法がひとつある「アニメ紹介だっ」違う。話を最後まで聴け】
大人げなく女児向けアニメ。
こういうの観ていると、ギリギリでバカにされる世代だからか、
隠れキリシタン的な視聴者として観た。
しかし作品としてはあらゆる世代の老若男女が観てもちゃんとしてる作品。
なんでも「天才ビットくん」という番組の、
放送内で作られてた作中内アニメだった。
なんというか、番組内番組だ。
まあ独立性が高いので、別に独立枠でも困らない。
(中途半端に作ると独立性が毀損されるので注意が必要だ。かなりガチでやらないといけない)
↑ 2話セットで合計20話らしい。
そういえば、前番組(?)天才テレビくんでも、
恐竜惑星とかジーンダイバーとか、
生物オタクが爆散死して喜ぶようなアニメをやっていたが、
あれと同じ枠だったのか。
実際、私はレンタル屋から借りて視たので知らんかったぜよ。
さて、転生もの・・ではなく、
(死んでないから転生じゃなくただの異世界ものだが)
現代日本から魔法に憧れた女の子が魔法異世界にやってきて、
魔女(本人たちいわく魔法少女隊)になるところから始まる。
まだ「まどマギ」が出てないので、少し前みたいな魔法少女ブームはない。
ないというか、本当に女児向けか、大きいお友だち向けしかなかった。
これはどうなんだ?
いやまて。ハリポタはあったぞ。
どちらかというと、そっちか。
魔法異世界はなんとなく、本当に異世界で、
今のなろう系に比べるとかなり制作コストをかけてる世界だ。
(いったいどうしちまったんだよ。今の異世界は)
「魔女」と呼ばれる種族がいて、一部の若い子が「魔法少女隊」と勝手に名乗っているけど、まあ魔女の種族なのだ。
まず魔女というのが種族であるという、そういう設定だった。
なろうとしてなるものではなく、生まれたときから魔女だったというものだ。
エルフみたいなもん。あ。
え、ええと、主人公は人間界からやってきたとはいえ、確かお母さんが魔女族の出身とか、確かそんな設定だったような気がするけど。
(だいぶ昔に観たんで忘れてる)
さて人間界からやってきた変な魔女(主人公)と、
そいつに巻き込まれてチームを組まされることになった二人。
その3人でお話を進めていく。
やはり主人公チームは、3人とか4人とかが適当だ。
人の頭にはそれ以上は直感的に入っていかない。
まあ二人のうち、ひとりは主人公と同年代、
相棒感があるけど、
もうひとりは年少さんだ。後輩だ。
しばしばおねーさんたちに面倒をかけさせる。
ほんでね、主人公のせいでえらい人から罰を受けたりと、
えらい目に遭ってしまう二人だが、
嬉々として責任を取ると豪語する主人公にその後も振り回され続ける。
まあ、友だちなんですね。
で、作中しばしば「黒魔法」とかいう世界を滅ぼすラスボス的怪異が語られる。
あれやこれや、冒険してもその話がいつもチラついてくるので、
まあこれがメインの敵というか、作品内での象徴的なダークワードになってる。
しかも登場人物は、伝説の黒魔女の血筋なんじゃないかと悩んだりするんだが、それが大きな物語中のイベントになっている。
しかしながら、
伝説の黒魔女の血筋の人はなんと思いっきり意外なところにいた。
(いや、ここまで解説を読んだ皆さんは、もうその人物のことを知っている)
クライマックス。
黒魔法が発動して世界がどうにかしそうになるけど、
主人公たちの友情パワーでどうにかする!
おしまい! と。
そんな作品ではあった。
紹介するほどでもないのかな?と思ったけど、
悪くもない作品なので、ちょっと紹介してみました。
基本的に女の子たちが冒険するアドヴェンチャー作品であり、
特に珍しいストーリーでもない。
女子も冒険を!と掛け声があった時代の要請である。
だが「黒魔法」の伏線の活かし方が、とにかく印象的だった。
まさかあれがラスボス的イベントとは思いもよらなかった。
シナリオが上手いなー。伏線の回収が絶妙だった。
これはミステリ要素だ。
なんか、違ってたら申し訳ない。けっこう忘れてる。
まあまあ、大人が観てもストレス感じないし、
お子さんに見せても安心して見せられる。そんな作品だった・・・と思う。
NHKの番組内番組ならこのクオリティは高い。
こんなマトリョーシカみたいな番組もあったんだ。
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