リングワールド(著:ラリー・ニーブン)【読書紹介は一周して元の場所に戻った「お前、別人やんけ」】
80年代の有名SF。有名すぎて敬遠してた。
こちらもやはり、
登場する世界が奇天烈な一発芸的なやつでして。
ただフォワードと違って、
この作者。ラリーニーブンはちゃんとドラマも書けます。
まずリングワールドとは何か。
今だったら、
ダイソン球体の一種というか。
ハビタブルゾーンを巡る辺り。
太陽からみて地球がある辺りに、リング状の構造物が、
何者かによって建築されている。
リングの内側は常に昼で、生き物が住める。
まあ夜が必要なのでブロックみたいなのが浮いている。
ブロックが少しずれて公転しているので、定期的に夜が来る。
誰かが作った人工空間なんだけど、
なぜかメンテされており、生物が進化して生態系を構築している。
ジュラシックパーク感がある。
ちょっとその世界で冒険してみてくれない?
まあ、この世界観はもともと、
ラクダみたいな宇宙人と、外交しちゃう世界なので、
古いタイプのSF世界だ。
スタートレック感がある。
たぶんこれも失われた古代文明が作った文明遺跡とかだ。
いやあ、古い展開やな。
続編の「リングワールド再び」もある。
ただヒロインの幸運の遺伝子。
とかいうやつが色々な意味で過剰な設定だったような気がする。
まあ、いろいろやってみるのはイイことだ。
自分がやるとあれだけど、他人がやるのは素晴らしい。
誰か。こういう冒険世界をまた作ってくれたらいいのに。
もうちょっと過激なやつでもいい。
↑ 続編も読了済み。