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タイタンの妖女(著:カートヴォネガットジュニア)【善と悪が戦えば必ず悪が勝つ、なんて軽々しく言わないでくれたまえ。私に言わせれば、読書感想文を読み足りてない。】
ご存じ爆笑問題の太田さん、の人生を変えた愛読書。
愛読書すぎて事務所の名前にまでなってる。
まあスラップスティックコメディ。
ナンセンススペオペコメディなんだ。
なんでもありのオールドSFなんで、
なんでも説明抜きでありにされちゃうんだけど、
例のコメディ文学なんで、許容されちゃうんだ。
一か所だけ、ツイフェミさんが読んだら激怒る場面もあるけど、
まあ、不条理コメディの様相を呈してくるので、
結論として気にならなかった。
全般的にこの本に出てくる登場人物は、
超越的な存在によって、酷い目にしか合わない。
でもあまり陰惨じゃないのは、この人たちが人並みにクズだからである。
クズがクズであるがゆえに酷い目に遭う。これ自業自得と呼ぶ。
いや、そこまで酷くないかもしれないが。
火星帝国とかね。
火星が地球を侵略してくるのだが、
事前に「脅えよ!人類!」
とか脅していた割には、
ミツユビナマケモノ程度の戦闘力しかなかったという。
火星軍には歩兵とライフル銃と、着陸用宇宙船しかないのだ。
ちなみに自動操縦のみなので、途中で自由に動いたりはできない(?)
中世モンゴル軍が相手でもこれだとキツイんじゃないか。
という、終始一貫してこの調子なので、
まあこれを読みぬくと、
不条理を笑い飛ばす精神が身につくという、
そういうSFなのである。
この本を読んで、君も爆笑問題の出題者側になるんだ!
ちなみに、
タイタンの(幼女!)ではない!
ロリ要素はない。
幼女戦記のせいでよく誤記るんだけど。
ち、ちがうんだ!
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