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コロンビア・ゼロ(著:谷甲州)【読書感想文は未来位置に向けて射出された。「届くか?」届いているから発射したんだっ】

航空宇宙軍史シリーズは、以前にまとめて述べてしまったけど、
それが新しくリスタートしたのだ。

なんか旧シリーズでは30秒程度で終わった第二次外惑星動乱を、
あらためてリビルドしたらしい。

航空宇宙軍史は、リアルすぎる近未来宇宙戦争の物語。
完全ハードSF。映像化不可能と言われるシリーズ。

武器も軌道爆雷と呼ばれる、軌道上に爆弾を放り出す。
そして爆散円で確率破壊する原始的な兵器とか。

そんなんばっかり出るのだ。

それでも、宇宙は慣性速度が速すぎるので、軌道を変えることが難しく、
予想進路上に爆弾ばら撒くだけで戦果が出るのである。

SFの中では相当に原始的だ。
これはアメリカやソ連、中国が衛星破壊実験で使ったぐらいの、
宇宙ものでは、最初に手に入れる初期武装なのである。

ドラクエで言うと「ひのきのぼう」だ。

***

が、しかし、今回からは第二次動乱である。
前回、秘匿兵器として外伝でしか出てこなかった、
超長距離砲撃観測システムが、当たり前のように実現し、
両陣営によって使われてくる。

うーむ。さすが第2次である。
新兵器が標準化されとる。

本来は紹介するはずがなかったんだけど、
なんか勢いで紹介しちゃった。

この次は工作艦間宮とかいうのが出てくるんだが。
まあ、5年に1作のペースなんで。
長生きできるかなあ。

ちなみにこのシリーズは、
航空宇宙軍が敗北し地球が滅亡する未来史まですでに予約済みです。

うん。ファイブスターと火の鳥を超えたな。

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