１４歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト（著：飲茶）【読書紹介がこんな簡単なはずがない】
また実学系です。
ほぼ同じ題名で池田晶子さんの著書がありますが、私が紹介するのは飲茶さんの著書の方です。
おっと、小説よりも面白いので、難しいと思ってしまうのは早計ですぞ。
西洋哲学ひと通りをチョーわかりやすく説明してます。
嘘ではない。
富樫先生の「ハンターハンター」の方がよほど難解なくらいです。
登場哲学者は、
ニーチェ
デカルト
ヒューム
ヘーゲル
キルケゴール
サルトル
レヴィストロース
ヴィトゲンシュタイン
デリダ
ボードリヤール
すべて簡単明瞭ポップに解説。
これだけ読んでおけば、小難しい哲学で武装してくる人も論破できます。
嘘ではない。
小学生でも一瞬でわかる。
なんなら猫でもわかる（嘘）
まあ、さすがに猫は無理があったか・・・
まあ、人間の中学生だったらヨユーですよ。
というかこれがわからなかったら、きっとあなたは猫です。
なんてね。
違いますよ。飲茶さんが言いたいのはそんなことじゃなくて。
序文より丸くして引用しましょう。
＊＊＊＊
１４歳用の哲学のお勉強というわけでもなく、
１４歳にもわかるように書いているわけでもなく、
１４歳くらいの稚拙で幼稚で、根本的に非常識で異次元の価値観を提示するのが哲学だ。
＊＊＊＊
あなたは猫でもよいのです。
いやむしろ、猫の方がえらいんだ！
人を辞めて猫になれ！！
こういうのが時代を革新するのです。
そういうことを作者は言いたい！
まあどさくさに紛れて猫を出したのは私の欲目です。
西洋哲学なんて難しくてわからない、なんていう前に、これ一冊読んでみるのはどうでしょうか？ リテラシーとしては必要にして充分だと思います。
もちろんもっと深く知りたい人にとっては、いろんな本がありますよ。
なお、私が買ったやつはポププテピックの表紙の単行本のやつです。
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