累(かさね)(著:松浦だるま)【いいのよ。マンガ紹介なんて、美しければそれでいい。さもなければ】
女の子は、若ければだいたいカワイイヨ。
ダイジョーブ!
という反ルッキズム宣言をしてみたら、
逆に不評を受けました。
大変に余計でした。
そういう苦い経験はありませんか?
ないですか。
そんな機会も場所もなかったですか。
ですよね!(心の友よっ)
*****
そんな黒歴史とかはいいんです。
今回はマンガ紹介です。
ちょっとくらい不美人でも、
あんがい世の中はどうにかなるもんですが。
(という風にネットで書かれていましたヨ)
考えられうる限り最悪の美貌を受けついた少女がいました。
もはや人間と判別できないレベル。
しかもなぜか?
亡き母親は絶世の美女。
美人女優から玉の輿と成りあがったのでした。
しかし知ってしまいました。
母親は「秘密の口紅」を使っていたことを。
それでキスすると、相手の顔を奪うことができる。
母が自分に残してくれたリップを使い、
急速にのし上がっていくヒロイン。
美しい女の顔を次から次へと奪っていく。
いままで優しい扱いを受けたことがなかったのに、
「顔」を手に入れただけで、老若男女が急に優しくなります。
同じ女性でさえも、手のひらを返すように優しくなる。
なんなんだよ! これはっ
ここで世界に絶望し、より闇落ちするなら、
まだ話は楽なのですが。
母は相当に非情だったようですが。
主人公は世界に憎しみを覚えつつも、
そこまで非情に成り切れず、苦悩します。
こんなことをしてしまって、許されるの!?
でも、進むしかないよね。
後戻りなんかできるはずがない。
葛藤を覚えつつも、罪を犯して進んでいく。
その結末は?
↑ 映画化されとるみたい。
********
という、なかなか先が気になるドラマ系マンガ作品。
個人的には、
タカラヅカっぽい何かを感じました。
でも、タカラヅカでこれが表現できるか?
といったらできないでしょう。
だってタカラヅカには美しかないんだもの。
(ちがってたらすいまペソ)
しかしこの作品は、圧倒的なヒロインの存在感がキーとなる系。
主人公の心は浮き沈み、
完全に堕ちきることもなく、
もちろん浮かび上がることもできず、
闇と薄明の間を行ったり来たりする心理描写。
彼女こそが最高のヒロインです!!
まさに、この心理描写こそが主人公に必要なもの。
という少女マンガの理想的ヒロインが、
いつも以上にヒロインしている作品を、
今回は紹介してみました。
実は、最後まで読んでないのです。
では、わかりましたね。
最新の紹介文をどうぞ!
(丸投げしようと思ったら、丸ごと下のほうまで転がっていった)
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