新恐竜(著:ドゥーガル・ディクソン)【読書紹介はワクワクしながら君を観ている】
ドゥーガルディクソン3部作のひとつ。
もし恐竜が絶滅しなかったら、今の動物はどんな感じだったか?
パラレル地球の生態系を考えてみたイラスト画集です。
基本、絶滅しなかった恐竜たちが、その後も進化して、
様々な環境に適応したという進化論的な背景に元に描かれた絵本です。
いろんな新恐竜たちが出てきますが、
新世界の恐竜たちは、
翼の代わりに腕が生えた鳥。
総じてこのようなデザインとなります。
というかそもそも鳥というのが、
腕の部分に翼が生えた恐竜。
というデザインらしいのですね。
ですから新恐竜たちも、鳥チックなデザインをしています。
鳥チックだけど猿。
鳥チックだけど猫。
鳥チックだけどクジラ。
生態系というのはこういうものなんですね。
その生態的地位についてしまうと自ずと姿形が似てくるものなのです。
収斂進化なのです。
鳥盤目は(トリケラトプスの仲間)変わらずサイみたいな生き物ですけど。
あと例外的に上陸してくるアンモナイトみたいなのも出てきますが。
このアンモナイトは、ココナツの樹に上ってココナツを取ってきて食べるという中華にしたら美味しそうなコですね。
****
これは進化生物学の知見から、
空想上の生物をデザインしたシリーズです。
この前には、人類滅亡後の動物たちを描いたアフターマン。
そして人類滅亡後の人類から進化した動物たちを描いたマンアフターマン。
とかいう狂気のような書物に続きます。
デザインの本はいろいろと出ているのですが、
このような空想生物デザインはあまり無くてですね。
貴重ですよ。
自分ではうまく思いつけないです。
空想生物を作る流行が来ないかな。
#読書感想文 #画集 #イラスト #架空の生物 #恐竜
#もしも恐竜が絶滅しなかったら #恐竜人類 #進化生物学
#収斂進化 #生態系 #進化の勉強