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マネーの進化史(著:ニーアル・ファーガソン)【どうしちまったんだよ。読書紹介よ?「ふ。僕は金で買えるのさ」いや、そうじゃなくて】

経済本。
経済本というよりは歴史本かも。

新しい経済理論とかを説明する本ではなく、
通貨経済の歴史に関する面白エピソードを紹介する雑学本といった感じ。

ノンフィクションとして、
史実は小説よりも奇なり。
というのを地で行くエピソードを満載している。

逆に言うと、それだけである。
でもエピソードは楽しめるものばかりだ。
計算とかないので、難しい話にはならないので安心。

まあ、エピソードの中にも教訓らしきものを、
見つけられる人は見つける。

***

まずは序章がリーマンショック。

ついでスペインの中南米征服。
ここで早くも教訓。
黄金は富ではなく、集めたらインフレを起こして暴落してしまった。
そりゃそうだ。

銀行と信用創造(信用捏造と私は言ってる)

債券(ボンド)と利札(クーポン)
紙幣というのは、債券から進化して誕生した。

要するに借金の証文を通過として使用しちゃうのだ。
発想の転換!
ま、ま、説教臭い話は抜きにしましょうか。

そしてジョン・ローですよ。
ミスターバブル。ミシシッピ会社の株を世間に売りつけて、スターダムになるけど、まあ会社の実態が無かった。

ロスチャイルドや銀行家の話。
保険と不動産の話。


ここから何らかの教訓を読み取ろうとしても良いし、
単に教養と歴史として読んでも面白い。

ただリーマンショック直後くらいの本なので、最近の話はないのですが。
こういうのスキ。
いつか架空の経済史を作れなたら面白いけど、想像もつかない。

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