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ニンジャアサシン(2009年)【すいません映画感想を「どこの一族だ」え? アエエ、ニンジャナンデニンジャ!】
中国と日本の見分けがつかない欧米が作ったニンジャ映画。
ショーコスギも出てきます。
まあ、日本のニンジャではなく、
主人公のライゾーもどちらかというと、
ブルースリーや、ジャッキーチェンの正しい文脈を受け継ぐ、
クンフーヒーローです。ニンジャガタナは使います。
そんな香港ニンジャですが、
まあ似て異なるものとして観れば、
これはこれでアリだな。
と感じられるかもしれません。
冒頭、大阪のヤクザ集団を殲滅。
「あいええ。ニンジャ、なんでニンジャ」
あれって、もしかするとこれが元ネタかな?
プーチンぽいロシア首相も暗殺してしまう。
その結果、B世界線になったのだった。
こわもてロシア将校も、
「影が、影が怖い」と言い残して謎の死を遂げてしまう。
イスラムの旅行家イブン・バトゥータの記述にも、
謎の暗殺集団としてニンジャが出てきます。
明らかに大陸じゃろ。
↑ 別件で問題が発生しているらしい暗殺教団のウィキページ。
そんな1000年以上前の古文書にも残されている伝説の暗殺者たちは、
現代にもまだ存在していた?
そんな闇の秘密に踏み込んでしまった、
ベルリンのユーロポール捜査官が巻き込まれます。
黒人女性です。これにはスイートベイビーもにっこり。
それはともかく、
カットバックを多用もとい濫用しながら、
主人公のライゾーの半生が語られていきます。
彼は 抜け忍 なのですね。
彼ひとりで、かつての仲間すべてと戦わなくてはいけない。
↑ 次から次へと刺客が襲い来るのだ!
本作は演出として、暗い場所での良く見えない闘い。
というのを、課題としているようです。
ニンジャらしい闘いとは何か?
それは目に見えない領域で戦うことだ。
そういう答えを見出したのかもしれません。
まあアメリカンニンジャの文脈で語るなら、
別にアリかなと思いました。
そもそも日本の元祖忍者もパッとしないわけで、
ハットリくんやナルトみたいな明らかに非現実的のが出てきたわけだし。
リアルスパイの世界観と、
ジェームスボンドやキングスメンみたいなアクションスパイの世界観を、
一緒にしたらダメでしょ。
ショーニンジャは、それはそれで、別腹にしようよ。
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